犬が好き
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これまで救えなかった命を救いたい。センターとの協力を模索するボランティアたちの思い
※保護犬、飼い主さんの情報は2018年8月31日現在の情報です
「力を合わせ、命を救いたい」愛護センターとともに殺処分ゼロを目指す
年々、処分される犬の数も減少してきている大阪府ですが、センターへの要望を遠慮せずに言い続けているという、「はぴねすDOG」代表の間柴さん。「私たちがサポートできる部分、たとえば乳離れできていない子犬を育てたり、センターに出向いてトリミングを行ったり、ほかにもまだまだあると思うので、どんどん頼ってほしいです。センターと力を合わせ、大事な命を救っていきたいです」と情熱をもって語ってくれました。
「犬を引き取れなかったあの日、 自分が情けなくて泣きながら帰った」
「実家の犬が亡くなったあと、大阪市主催の〝動物ふれあいデー〞というイベントに、当時5才の息子さんと行きました。そこでセンターの犬たちが処分されている実情を知ったんです。当時はペットを飼える住環境ではなく、犬を引き取りたくても連れて帰れない自分が情けなくて……。泣きながら帰ったことを覚えています」と話すWさんご夫妻。
その後、ペット可の家に引っ越したこととなどがきっかけで、以前から気にかけていた「はぴねすDOG」のホームページを久しぶりに見たのだそう。そこで目にしたのがととくんでした。
息子と保護犬がまるで本物の兄弟のような関係に
今では小学6年生の息子さんとととくんは、まるで兄弟のように部屋中を追いかけっこしながら遊ぶのが日課なのだそう。
「ととは空気を読むオトコなんです。私が在宅で仕事をしているときは、じゃますることなく、静かにそばにいます。仕事の合間にととをなでる瞬間はとても癒されます」とお母さん。
そして息子さんは「とととボール投げをしたいです。ぼくが投げたら拾ってきてくれるよう練習します」と目を輝かせながら話す姿が印象的でした。
「しつけ教室や卒業犬同窓会など、もっといろいろなイベントを開催していけたらいいですね。せっかく立派な施設があるので、地域の皆さんが気軽に立ち寄れて、笑顔あふれる空間にしたいです」
出典/『いぬのきもち』2018年12月号「犬のために何ができるのだろうか」
取材・撮影・文/尾﨑たまき
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