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捨てられていた元保護犬、一緒に成長した子どもを見送る立場に

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「家族が家に帰ると、福は何をしていてもお耳ペッタンコで少し情けないような表情で…しっぽもお尻から振って出迎えてくれるんです。この瞬間が、毎日涙が出るほど幸せです」

笑顔の福くん
@yoshino__017

こう話すのは、元保護犬・福くん(♂・3才)の飼い主さん。「犬と暮らすのが初めて」だという飼い主さんご家族は、福くんと出会い、毎日楽しくて幸せな日々を過ごしています。

福くんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を聞いてみました。

福くんとの出会い

ミルクを飲む福くん
@yoshino__017

これまで犬を飼った経験がなかったという飼い主さんご家族。とある「里親募集サイト」で、新しい飼い主を待っている子犬たちを見つけます。

「赤ちゃんだったら、すぐに家族にも馴染めるのではないか」「子どもたちとも『きょうだい』になれるのではないか」ーー飼い主さんはこのような想いを抱いて、面会を申し込んだそう。

おもちゃで遊ぶ福くん
@yoshino__017

そして、面会当日。飼い主さんご家族の目の前には、生後2週間の子犬たちの姿が! この子犬たちは、生まれてすぐに兄弟7匹そろって段ボール箱に入れられ、ペットホテルの前に捨てられていたのだそう。

「みんな可愛くて…その中で1匹を選ぶのはとても難しかったです。なので特に印象に残った、1番よく寝て1番ミルクを飲むコを迎え入れることに決めました」と飼い主さん。この子犬が、福くんでした。

こうして、福くんは飼い主さんご家族のもとで暮らすことになります。

このコに幸福が訪れるように…

ぐっすり眠る福くん
@yoshino__017

「福」という素敵な名前をつけてもらった福くん。飼い主さんに名前の由来を尋ねてみると、こんな想いがあったそうです。

「このコは、お母さんのあたたかさ覚えてるのかなぁ。おっぱいをたくさん飲めたのかなぁ……そう思うと悲しくて。もう今日を境に、このコがつらい思いをしないように。名前を呼ばれるたびに、このコに幸福が訪れるようにと、家族みんなで相談して『福』と名付けました」

「幸福が訪れるように」ーーそう願われた福くんは、飼い主さんご家族のもとですくすくと成長していきます。

やんちゃだった福くんに、徐々に変化が…

笑顔の福くん
@yoshino__017

元気いっぱいに大きくなっていった福くんですが、ちょっぴりやんちゃな一面もあったようで……甘噛みや飛びかかりに、一時期手を焼いたこともあったのだとか。

次男と向かい合う福くん
@yoshino__017

「大好き」を表現しているようだけど、表現の仕方がわからないのかもしれない……福くんの様子を見ていて、飼い主さんはこのように感じていたそうです。

「これも、生まれてすぐに親兄弟から離れてしまい、関わり方を学んでいないからなのかなとも思いました。なので、私たちが本気で親や兄弟になり、このコに愛情をかけてやらなければ!と。朝夕、毎日クタクタになるほど福と遊びましたね」

お散歩する福くん
@yoshino__017

飼い主さんご家族の想いが届いたのか、福くんは今ではお留守番も上手にできるようになり、家族が帰る時間になると玄関でお迎えしてくれるようにもなったそうです。

福くんの「家族を想う気持ち」が嬉しい!

長女と寄り添う福くん
@yoshino__017

飼い主さんには3人の子どもがいますが、みんな福くんのことが大好きで、とても大切に想ってくれているそう。

飼い主さんご家族が福くんを大切に想うように、「福くんも家族のことを想ってくれている」と思えるような印象的な出来事があったそうです。

寝転がる福くん
@yoshino__017

「昨年、長男が遠方の大学に通うために家を出ました。バタバタと引越ししてしまい、福にしっかりお別れができなかったようで…福は毎晩長男が帰ってくる時間になると外に出て、門の前で待ち続けていたんです。そんなことが1カ月、毎日続きました。

帰省した長男が福とふたりきりのときに、しっかり話をして聞かせてくれたようで、その日から福が外に出て長男の帰りを待つことはピタリとなくなったんです。何を話したかは、男同士の話なので聞いてません(笑)」


次男と寄り添う福くん
@yoshino__017

3人の子どもたちの就職や大学受験、反抗期など、気持ちがつらくなってしまうような時期を、福くんの存在が和らげてくれていたとも飼い主さんは感じているそう。飼い主さんご家族にとって、福くんの存在はとても大きいようです。

福くんと家族になり、「保護犬」についても考えるように

日向ぼっこする福くん
@yoshino__017

「保護犬」=「心にキズを持っている、懐きにくいのではないか」ーー飼い主さんは福くんと出会う前までは、保護犬に対しこのようなイメージがあったといいます。しかし、福くんと家族になり、保護犬のイメージが大きく変わったのだそう。

伏せをする福くん
@yoshino__017

「犬は賢くて、人の気持ちや言うこと、状況なども全部理解しているように感じます。いろいろな状況のコがいると思うのですが……こちらが愛情をかければ、それ以上の愛情を一生懸命返してくれるコもいると思うんです。

ペットショップやブリーダーさんを覗いてみるように、『里親譲渡会も覗いてみようか』という感覚が当たり前の日本になればいいのになと思います」


福くんのおかげで、飼い主さんは保護犬についても考えるきっかけができたようですね。

笑顔の福くん
@yoshino__017

最後に飼い主さんに、福くんに伝えたい想いを聞いてみると、こう答えてくれました。

「ちっちゃい体でうちのコになった福。おっきな声で鳴けるようになって、一緒に駆けっこもできるようになって、嬉しそうな顔をしてこっちを見てくれる。それだけで嬉しいよ。これからもずっとずっと、一緒に幸せに暮らしていこうね」

参照/Instagram(@yoshino__017
取材・文/雨宮カイ

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