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雪を心待ちにする48歳【穴澤賢の犬のはなし】

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この冬、山の家がある八ヶ岳には何度か雪が降っている。天気予報をチェックして、雪だと知ると「積もるかなぁ」と期待してしまう。しかしなかなかタイミングが合わず、行くとほとんど溶けてしまっている。この前もそうだった。

今シーズンはどうなるか

しかもあっちにいるときに雪予報だったのに、思ったより降らず、全然積もらなかった。期待したのに。結果的に、今シーズンはまだ一度も雪遊びができていない。正確には私が雪遊びをするわけではなく、遊んでいる大吉と福助を眺めるだけなのだが。

2019年2月の写真

もっといえば、厚着して寒さに耐えながら、遊んでいる彼らを見守るという普通に考えれば「苦行」のようなものなのだが。勝手に遊んでくれればいいのだが、なぜか見る役がいないと燃えないらしい。けれど、何かのスイッチが入ったかのように雪の中で飛び跳ねている大福を見ていると、こっちまで嬉しくなる。

2019年2月の写真

雪は迷惑なはずなのに

ただでさえ雪が積もると運転には注意しないといけないし、歩きにくいし、夜には路面の凍結も心配だから、どちらかといえば雪なんて降らないほうがありがたいのだが、いつの間にか苦に思わなくなっている。

2019年2月の写真

むしろ逆に「雪だ!やった!」とテンションが上がってしまう。できればベタ雪ではなく、積もったばかりのふかふかの新雪が望ましい。これは間違いなく、大福の影響だろう。48歳のおっさんを雪好きにするとは、恐ろしい奴らだ。でも多くの飼い主は似た感覚なのではないだろうか。

2019年2月の写真

雪の何がそんなに好きなのかは知らない。けれど、楽しいのは間違いないらしい。八ヶ岳の原村は雪国ではなく、ひと冬に数回積もればいい方だ。昨シーズンを振り返ってみると、どうやら2月に一度だけ15センチほど積もっている。

2019年2月の写真

もうあまりチャンスがない。今年は雪遊びできるだろうか。何かと用事があって行けなかったが、今週末は久々に山の家に向かおうと思う。雪、積もるといいな。

2019年2月の写真

そしたら寒さに耐えながら、また遊んでいる姿を見守る役をするよ。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

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