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『犬の笑顔が見たいから』裏話その2【穴澤賢の犬のはなし】

山の家、内装の変化

前回、『犬の笑顔が見たいから』の編集裏話を書いたが、今回はその続編というか、書籍で落とした話を書いてみたい。というのは、山の家の内装について。
山の家を手に入れたときのオーナーからの条件として、今ある物の処分も含まれていた。悔やまれるのは、当時の写真がほとんど残っていないこと。これは不要だと思ったものはほとんど外に運びした後のリビングの写真。
和室はこんな感じ。初日はここを泊まれるようにする必要があったため、汗だくになりながら処分するものを外に運び出していた。それが終わると掃除しなければいけなかったので、写真を撮ることをすっかり忘れていた。
次に行ったときに、ホームセンターで板を買ってきて、棚を作ったりした(嫁が)。さらにその翌週あたりに、またホームセンターで板を買ってきて、テーブルを作ったりした(嫁が)。
ちなみに、私はDIYができないわけではない。ただ、大らかな性格なので、ちょっとくらい傾いていたり、隙間が空いていたりといった細かいことを気にしないため、嫁から「お願いだからやらないで」と言われているだけだ。

改装中に増えていったもの

仕方なく、私はオークションサイトでソファーを探したり、草刈りをしてドッグランを作ったりしていた。照明器具は一人暮らし時代に使っていたものを持ってきたが、なんだか寂しかった。そこで照明器具もオークションサイトで探し始めた。
その頃から気になるライトを見つけては落札してしまうようになる。(判断基準はアンティークとかではなく、手頃な値段で昭和感の漂うもの)。
そして、気がつけばライトだらけになっていた。ライト以外も増えてごちゃごちゃしてしまった。途中で気が付かなかったのは怪我の後遺症だろうか。
というような話を書いても大福とあまり関係ないので、書籍ではバッサリカットとした。
書籍では雑草が生い茂るところがドッグランになるまでのビフォーアフターが分かる写真は載せているので、ぜひ見てみてください。
内装はインスタに動画もあげておいたので、お時間のあるときにでも。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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