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久しぶりの大福のお出かけが【穴澤賢の犬のはなし】

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外出自粛のため、日々の散歩以外では久しく遊びに行ったりしてないが、出かける支度をしていると大吉が何やら感づいたもよう。

目がイキイキとしている

分かったか、さすがに鋭い。「ま、病院なんだけどね」と言っても、そこは気が付かない。言葉はかなり理解しているはずだが、出かける期待が大きすぎて聞こえないらしい。

幸せから絶望に

そんなに落胆しなくても。勝手にがっかりされても困る。けれど狂犬病予防接種の季節だし、そろそろフィラリア予防の薬だってもらわないといけないから仕方ない。ついでに健康診断もしておかないとね。

わが家では、年に1度は「血液生化学検査」をしている。見た目は元気でも、何か異常があれば早く気づきたいからだ。大吉はもう9才だが、動きも仕草もまだ若々しい。けれど何があるか分からないことを経験から知っているだけに、油断はできない。検査結果は数日後だが、どうか何もありませんように。

諦めの大吉、抵抗の福助

大吉は不幸のどん底みたいな顔はするものの諦めて大人しくするのに対し、福助の抵抗はすごい。看護師ではなく、私が押さえているのにもちゃんと理由がある。

福助は獣医師が耳の中を見ようとすると、頭を振って絶対見せようとしないし(立ち耳で問題ないからいいのだが)、注射を打たれそうになると……。

精一杯あらがう福助

診察台から飛び降りようとする。それをがっちりキャッチするためなのだった。

ふふふ、君の動きは読んでいるのだよ。諦めたまえ。

何もかもがイヤ

聴診器をあてられているだけなのに、嫌で仕方ないらしい。まぁ、嫌なのは分かるが、君の体をチェックしておかないと。

お前ら、お疲れさま

診察が終わったら、一刻も早く病院の外へ出たいとアピールする大福。はいはい、分かったよ。先に外に出て、嫁が会計を済ませるのを車で待つとするか。

おつかれさん、お前ら。

<追伸>
先ほど動物病院から連絡があり「どちらもバッチリでした! くわしいデータは後日渡しますね」とのことでした。あぁよかった!



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

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