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柴犬もも、「最強のベビーシッター」になる|連載「柴犬ももと猫たち」vol.8

柴犬もも、子猫を育てます

子猫の天がうちに来てからというもの、家の中は今まで以上にてんやわんやの大騒ぎ・・・
かと思いきや、実はそれほど大変ではありませんでした。

なぜなら、天には最強のベビーシッター「もも」がついていたからです。

最強のベビーシッター

生後二ヵ月ほどだった天は、子猫というものがそうであるように、元気と好奇心に満ち溢れた日々を送っていました。
網戸を登り、障子を破り、自分より大きな相手にも果敢に飛びかかっていく。
そんな天をいつも一番近くで見守っていたのはももでした。

無茶しないでね。ハラハラ

天は、猫にしては珍しいほど虫にもおもちゃにも関心がなく、ただひたすらに、毎日毎日もものことを追いかけまわしていました。

ももを相手に狩りの練習をし、ももを枕にお昼寝をする。
そんな風に自分を慕ってくれる天のことを、ももも、本当の我が子のように可愛がり、どこかで天が鳴けば誰よりも先にすっ飛んでいくのでした。

はじめての子育てに奮闘するもも

天には猫用のトイレ(中に猫砂と呼ばれるチップ等が敷き詰められている)をいくつか用意していたのですが、一度も使うことはありませんでした。
その代わり、ももの真似をして犬用のペットシートの上でトイレでするようになりました。

トイレにいくタイミングも、ももが教えたようなもの。
母猫が子猫にするように、天のお尻を舐めて排泄を促し、トイレが終わると必ず確認に行くのです。
けれど、天が間違えてトイレではない場所で排泄をしてしまうと、ももがそれを食べてしまいます。
母犬は、外敵から場所を特定されないように子犬のウンチを食べて痕跡を消そうとすることがあるそうですが、ももも、天の粗相の痕跡を消して、彼女なりに我が子を守ろうとしていたのでしょうか・・・?

いや、さすがにこれは考えすぎですね^^;
でもそんな風に思ってしまうほどに、ももの子育ては天にとっていたれりつくせりなのでありました。

天におっぱいをあげるもも

そんなある日、いつものようにももと天がくっついていたので、「相変わらず仲良しね^^」と眺めていると、チュッチュッと何かを吸うような音が聞こえてきました。
よくよく見てみると、天がもものおっぱいを吸っているではありませんか。

ももは天を育てているとはいえ、実際には出産をした経験もないので本当にお乳が出ていたのかはわかりません。けれどその日以降、天は毎日のようにもものおっぱいを求めるようになり、そのまま、もものお腹に埋もれるようにくっついて眠りにつく事が多くなりました。

まだ小さな小さな子猫だった天。
母のぬくもりが恋しくなったのでしょうか・・・

もものおっぱいを飲みながら寝ちゃう天

「ももがいてくれてよかった」と思うことは数えきれないほどありますが、天にとっても、ももの存在は大きな道しるべであり、心安らぐより所なのだろうなと思うのでありました。

ももと天空 プロフィール

柴犬もも(2012年生まれ・メス)黒猫の天(2015年生まれ・オス)キジトラの空(??年生まれ・オス)と暮らす日常を、ほのぼの楽しく伝える動画が話題の、チャンネル登録者数40万人超えの人気YOUTUBER。かわいいイラストにもファンが多い

ももと天空 YOUTUBE

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