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謎の猫の行方は?柴犬ももは気が気じゃなくて…|連載「柴犬ももと猫たち」vol.11
ある日ふらっと現れた謎のニャンコ
けれど、夕方になってもこの子がまだうちの前にいたら、あのお宅へ連れて行ってみようと思いました。
あのお宅とは、以前うちへ迷い込んできた子猫のお家で、その時の子猫が今目の前にいるこの猫にとてもそっくりだったのです。体は少し大きくなっているけれど、きっとあの時の子猫かもしれないと思いました。
外のニャンコから目が離せない
そして同じ猫である天はというと、最初のうちこそソワソワした様子を見せていましたが、そのうちいつものペースを取り戻し、時折外の様子を見に行く程度になりました。
そうこうしているうちに、いよいよお別れの時間がやって来ました。
「夕方までに」と思っていましたが、名残惜しさからなかなか決心がつかず、「夕方の6時までに」と時間を決め、時計が18時を知らせた瞬間にようやく「行くか・・・」と重い腰を上げたのでした。
ほんの数日の付き合いではあったけど
予想外の展開
そしてまた顔を出すと
「ごめんなさい。みーちゃんはうちにいました。今、奥でご飯を食べています。」
とおっしゃったのです。
てっきりみーちゃんだとばかり思い込んでいた私は、思わず「え、本当ですか?」と、口にしていました。
けれどその方はもう一度、
「とてもよく似ていますが、この子はみーちゃんではありません。」
と、申し訳なさそうに言いました。
居候はじめます
ももの嬉しそうなキューン!キューン!という鳴き声が玄関越しにも聞こえてきます。
とても人懐こい猫なので、以前はどこかで飼われていたのかもしれません。
けれど、野良猫という可能性もあります。もしそうだったらうちの子になってくれるといいな。
もちろん、うちには天という先住猫がいるのでその相性も見てからの話ではありますが。
ももの方は
居候はじめました
ももと天空 プロフィール
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