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「〝個の力″が集まれば社会を変えられる!」動物保護活動家・田辺アンニイさんの願い

18年間で約350頭もの犬・猫を保護・譲渡してきた、個人保護活動家の田辺アンニイさんと、その活動を支える大師前どうぶつ病院の取り組みを紹介します。

1回目の記事| 個人で350頭以上もの犬・猫を保護、譲渡してきた、ある女性の取り組み

2回目の記事| 河川敷の劣悪な環境から7年かけて犬たちをレスキューした女性の、活動の極意とは?

大師前どうぶつ病院とは、お互い協力しあう関係に

右は田辺さん、その隣が看護師の中島絵美さんで、抱いているのはご夫妻で河川敷から救出した保護犬のボボボくん。その隣が絵美さんのご主人で大師前どうぶつ病院院長の中島渉さん。左は獣医師の後藤七恵さん。
「大師前どうぶつ病院」(以下病院)で動物看護師を務める中島絵美さん(以下絵美さん)と田辺さんは、10年前に保護活動を通じて知り合いました。

絵美さんとご主人の中島渉院長が経営するこの病院では、スタッフが一丸となって犬猫の保護にも尽力しています。
田辺さんは、病院が保護した犬や猫の何頭かを引き取り、譲渡先を探すお手伝いをし、中島先生と絵美さんは田辺さんが保護した犬猫の診療をすぐに請け負ってくれるという協力関係に。

絵美さんは、現在自宅では4頭の保護犬と暮らしています。

「動物看護師になってから、飼い主さんが『もうこの犬は飼えない』と病院に犬を持ち込むケースを何度も目にしてきました。
動物保護にも尽力できる病院をつくることは、長年の夢だったんです」と語ってくれました。

高齢だったり持病のある犬でも、譲渡をあきらめない

田辺さんが譲渡したミニチュア・ダックスフンドのルースちゃん(手前・5才)と、リリ子ちゃん(奥・13才)。
昨年は、病院に通っていたミニチュア・ダックスフンド2頭の飼い主さんが病気で他界したため、その2頭を病院が引き取ることに。
持病がある13才と肥満の問題がある5才でしたが、田辺さんが多方面に働きかけ、2頭いっしょに迎えてくれる温かい家庭を見つけました。

そして先月には、山口県の動物愛護センターで殺処分寸前だった野犬の子犬3頭を病院が引き取り、そのうち1頭を田辺さんが担当することに。

「『まう』と名付けたその子犬には持病があり、極度のビビリでしたが時間をかけて人になれさせました。
そして先週、愛情あふれる家庭に送り出すことができました。
どんな条件の犬でもあきらめずに探し続ければ、必ずよいご縁が見つかるはず」と田辺さん。

「生涯で1頭だけ保護犬を迎えた人も、私は心から尊敬します」

奥は、大師前どうぶつ病院の看板犬・チャポポちゃん(推定3才)。手前は、病院からやさしい飼い主さんに譲渡されたハイくん(1才)。
2019年の12月には、病院と田辺さんが共同で、2回目の犬と猫の譲渡会を開催し、大きな反響も呼びました。

最後に田辺さんは、「『個の力』が集まってこそ、社会に大きな影響が与えられるんです。
生涯で1頭だけ保護犬を迎える人が100人いれば、それは大きな力になります。
私は、人からの寄付には頼らず、あくまでも身の丈を超えない保護活動をしています。
おしゃれも楽しむし、友人と外食や買い物だって普通にしてますよ。
私ができることはみんなできる! そう思ってます」と語ってくれました。


※各情報は2020年4月8日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2020年6月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・文/袴 もな 撮影/筒井聖子
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