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ボランティアで保護活動していたトリマーたちが立ち上がった活動とは

トリマーが中心となって結成された保護活動協会「フォスターサロン・ジャパン」と、その運営を支えるInumanicの飛彈樹里さんの活動を紹介します。

関東圏のトリマーたちが中心になって保護協会を設立

今回お話を伺った、フォスターサロン・ジャパン運営事務局長の飛騨樹里さん。しつけトレーニングやヘルスケアなど、犬との生活をトータルでサポートする、Inumanicの代表でもあります。
フォスターサロン・ジャパン(以下FSJ)は2016年に、おもに関東圏のトリミングサロンのトリマーたちが中心となって設立した動物保護協会です。

名称である「フォスター」とは、「引き取って育てる」という意味。

FSJでは、不幸な境遇の犬や猫を一頭でも減らすために、愛護センターなどから犬や猫を一時的に引き取り、トリミングサロンなどでお世話をして、新しい家族に譲渡するボランティア活動をしています。
また、愛護センターなどに収容されている犬をボランティアでトリミングするなどの活動もしています。

FSJのトリマーによって、きれいにトリミングされ、医療を受けた保護犬たちは、見違えるほど表情が明るくなり、そして、生涯を幸せに暮らせる家庭へと譲渡されていきます。

トリマーは保護活動において非常に重要な存在

FSJの発起人でもあるトリミングサロン「WANBO」のオーナー、猪野わかなさん。これまで自身のサロンで、多くの動物を保護してきました。
FSJが誕生するきっかけになったのは、東京都荒川区にあるトリミングサロン「WANBO」のオーナー兼トリマーの猪野わかなさんと、個人で保護活動を行っていた飛彈樹里さんとの出会いからでした。

猪野さんは、通常のトリミングサロンの営業のかたわら、ボランティアで保護動物のトリミングや保護・譲渡を行うトリマーを集めた団体「GOGO GROOMERS(ゴーゴーグルーマーズ)」を結成して活動をしていました。
そして飛彈さんは、愛犬のトリミングで「WANBO」に通う顧客だったそう。

「猪野さんの活動に共感して、私もGROOMERSのお手伝いをさせていただきました。その後、猪野さんがさらに活動の規模を広げたFSJを発足することとなり、私は運営メンバーとして参加することに」

動物保護の活動において欠かせないのがボランティアのトリマーの存在、と飛彈さんは解説します。

毛玉でガチガチに固まった保護犬の被毛をトリミング

多頭飼育崩壊現場からレスキューされたマルチーズ。毛玉で固まった被毛を、ボランティアトリマーがカットしていきます。
「多頭飼育崩壊現場や、ブリーダー崩壊現場などからレスキューした犬たちの多くは、長年お手入れもされていないので、被毛が毛玉でガチガチに固まり、皮膚の状態も見られないほどなんです。
獣医師による医療ケアをスムーズに受けられるよう、まずはシャンプーとトリミングをして、伸び切った爪もカットするようにします」

FSJでは、こうしたボランティアのトリミング活動をより多くの人に知ってもらい、寄付やマンパワーを得られるように、ウェブなどで告知活動を行っています。
また、全国のトリミングサロンをはじめ、さまざまな業種の人々に声をかけ、その結果多くの支援を受けることができました。


次回は、FSJが効率よく保護活動するためにしている工夫と、Inumanicの飛彈樹里さんが保護活動に邁進することになったきっかけについてご紹介します。


※各情報は2020年7月7日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2020年9月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・文/袴 もな
画像提供/飛彈樹里、フォスターサロン・ジャパン
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