犬が好き
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個人で350頭以上もの犬・猫を保護、譲渡してきたある女性の取り組み
個人で保護活動をしたい人のバイブル的なブログ
その保護活動の記録が詳細に書かれたブログ「幸せの703号室」は、いま犬や猫の保護活動を個人でやりたい!という人のバイブル的な存在になっています。
保護活動の拠点は、田辺さんが暮らす都内のマンションの703号室。
広々した間取りの景観がよいこの部屋で、多いときには犬猫合わせて12頭を保護したことも。
保護犬を、家庭での生活に1日でも早く慣れさせるコツ
保護した犬たちは、まずは、落ち着くまでケージ内で過ごさせます。
その後少しでも早く“家庭での生活”に慣れるよう、室内でフリーにして、トイレトレーニングを行うそう。
ある1冊の本との出会いが、心を動かした
今から約20年前、田辺さんはペットショップからジャック・ラッセル・テリアのベベちゃんを迎えました。
初めて犬を飼うので、犬のことをもっと知ろうと、たまたま動物福祉をテーマにしている作家・渡辺眞子さんの「捨て犬を救う街」を読んだところ、保健所で殺処分される犬たちの悲惨な状況を知り、いてもたってもいられなくなったそう。
「あの本と出会ったことで、自分の意識が180度変わりました。
『かわいそう。つらい。悲しい。見なければよかった』ですませることもできますが、私の場合、それがどうしてもできなかった」
河川敷の劣悪な環境で飼われていた犬たちを発見し……
その子犬は、河川敷のテントで暮らす人々が劣悪な環境で飼っていたため、田辺さんはすぐに保護しようと思い……。
「つい私は『おじさん、こんなひどい環境で犬を飼っちゃダメ。私にちょうだい』
ってストレートに言ってしまったんです。
当然相手は怒りますよね(笑)」
次回は、河川敷で生活している犬たちをどのようにレスキューしていったか、その詳細をご紹介します。
出典/「いぬのきもち」2020年6月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・文/袴 もな 撮影/筒井聖子
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