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わが家流の犬の抜け毛掃除【穴澤賢の犬のはなし】

犬や猫と暮らす人の共通の問題に、抜け毛掃除がある。外飼いの犬は陽の光を体で感じるのか短期間の換毛期でごっそり生え変わるようだが、室内飼いだとそのあたりが鈍感になるのか、年中だらだら抜け続ける。ちょっと放置すると、抜け毛が塊になりテキサス荒野の枯れ葉のごとくコロコロし始めるため、日々掃除する必要がある。

穴澤家の掃除術

けれどわが家では掃除機はめったに使わない。なぜなら掃除機の排気で舞い上がった抜け毛が後でひらひら落ちて、エンドレスになるからだ。ではどうしているのかというと、モップで集めて部屋の隅に置いてある専用クリーナーで吸い取る。
これだと楽にさっと掃除できるし、定期的に交換してくれるレンタルセットがあるので、うちではそれを利用している。粘着力がほどよいフローリング用の粘着テープクリーナーを使うこともあるが、モップのほうが効率がいい。(興味のある人は「レンタルモップ」で検索してみてね)。

永遠に続く抜け毛との戦い

さらに、ラグやソファーも毛だらけになる。そこは粘着テープでは太刀打ちできない。すぐに粘着力の限界を越えて、その都度ビリビリめくってキリがないからだ。抜け毛掃除用のゴム系製品もあれこれさんざん試してみたが、最終的には「湿った手の平」が一番有効ではないかと思う。
床掃除用のウエットシートで手を湿らせてラグをなでると、掃除機より効率よく抜け毛を集められる。汚れ次第ではもちろん掃除機を使うこともあるが、毎日やるのは面倒くさいので、抜け毛だけサッと掃除するときはそのようにしている。

敵は抜け毛だけではない

抜け毛掃除が終わった後、大吉と福助がおもちゃを破壊して綿が散乱することがよくあるが、そんなときは後でひとつひとつ拾うしかない。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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