特徴的な体型から多くの人に知られる有名犬種、ダックスフンド。しかし、ダックスフンドには実は9つのタイプがあることは、意外と知られていないようです。そこで今回は、3サイズ×3種の毛質=合計9タイプの、個性豊かなダックスフンドの魅力に迫ります。
大きさ・毛質のバリエーションが豊富な犬種
長~い胴にチョコンと短い足、クリクリお目めの愛らしい顔が魅力のダックスフンド。街でもよく見かける人気犬種ですが、実は、ダックスフンドにはサイズと毛質にさまざまなバリエーションが存在するのをご存じでしょうか。
ダックスフンドは体格によって3種類、毛質によって3種類に分けられ、3×3=9種類ものタイプが存在します。中には、日本にはあまりいない珍しいタイプも。それぞれのタイプの個性があるのも、ダックスフンドならではの魅力です。
ダックスフンドの3つのサイズ
ダックスフンドは体格によって、「スタンダード」「ミニチュア」「カニーンヘン」の3種類に分類されます。一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では、以下のような基準でサイズが分けられています。
※犬の体格には個体差があります。
ダックスフンド(スタンダード)
3種類のサイズのなかで最も大きいタイプで、胸囲35cm以上・体重約9kgのダックスフンドを「ダックスフンド(スタンダード)」と呼びます。日本では非常にレアで、2018年のJKCの発表によると、国内での登録はわずか57頭です。
ミニチュア・ダックスフンド
3種類のサイズのなかでは、国内で最も多く飼育されているタイプです。生後15カ月を経過した時点での胸囲が、30~35cmのダックスフンドを「ミニチュア・ダックスフンド」と呼びます。
カニーンヘン・ダックスフンド
「カニーンヘン」とは、ドイツ語で「ウサギ」という意味。3種類のサイズのなかで最も小さなタイプで、生後15カ月を経過した時点での胸囲が30cm以下のダックスフンドを「カニーンヘン・ダックスフンド」と呼びます。
ダックスフンドの3種の毛質
ダックスフンドの毛質には、「スムース」「ロング」「ワイヤー」の3種類が存在します。それぞれの毛質によって外見の印象が変わるのはもちろん、性格にも毛質ごとの傾向があるのではないかと考えられています。
※犬の性格には個体差があります。
スムース・ヘアード
滑らかで光沢のある、短くかたい毛質を「スムース・ヘアード」と呼びます。猟犬として活躍していた初期のダックスフンドに最も近いタイプで、好奇心旺盛で明るく活発な性格が多いといわれています。
ロング・ヘアード
柔らかく光沢があり、わずかにウェーブした長毛をもつ毛質を「ロング・ヘアード」と呼びます。性格面では、フレンドリーで温厚な性格の個体が多いといわれています。
ワイヤー・ヘアード
体全体に密生した短い剛毛をもち、マズルのヒゲと毛深い眉毛が特徴の毛質を「ワイヤー・ヘアード」と呼びます。気が強く頑固な性格の個体が多いといわれていますが、しつけをしっかり行うことで、よきパートナーとなってくれるでしょう。
それぞれに個性的な魅力があるダックスフンド。あなたの“推し”は、どのタイプですか?
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『ダックスフンドの種類を画像つきで解説!種類で性格は変わるの?』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/terasato
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。