犬が好き
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子どもたちに伝えたい!同じ「命あるもの」として犬や猫を思いやる気持ち【いぬねこ絵本部】
保育士さんにお話を伺ってきました~活動報告6回目~
実際に保育の現場を知らない私たちは、我が子に絵本を読ませるシーンを思い浮かべながら、3~5歳ぐらいの子どもたちにどうやって伝えればいいのか、何を知ると喜びにつながるのか、を何度も話し合ってきました。
ですが、やはり所詮、ただの犬好き&猫好きの素人集団。
悩むよりも実際にお話を聞いてみたい!ということで、実際の保育の第1線で働かれている保育士さん7名に3日間かけてお話を伺ってきました。
興味の塊の子どもたち。絵本は良質な問いを与えられる良い機会
ところで、3~5歳の子どもの興味関心ってなんなのでしょう?
日々のちょっとしたことや、昆虫や、動物、電車などの乗り物、植物など興味の対象を限定することはできないほど。
しかも素敵なことに、子どもたちの頭の中は好きなことに関する興味でいっぱいなんだそう。
そんないろいろな事や物をスポンジのように吸収する子どもたちに対して、先生方は「柔軟な考え方」や「多面的な視点」「他者への思いやり」など、大人になっていく上で大切なことを問いかけながら子どもと一緒に経験&考えていくとおっしゃっていました。
その中で、絵本は「問いかけ」を与えられるよい機会なのかもしれません。
3~5歳の子どもは、大人が思っているより命を考えている…
・やっぱり、犬や猫を身近な存在にするためには、楽しく生態を伝えた方がいいのだろうか?
など、その時思っていたことを先生に聞いていただいていた時に、ある1人の先生が「3歳から5歳の子どもたちって、大人が思っているより命のことを考えているんですよ」と教えてくださいました。
あの可愛い犬が、実際は大きな歯があった…とか、あの可愛い猫は、仲良くしたかったのに素早く逃げていった…とか、現実とのギャップもしかり、
いつまでも一緒にいれる存在だと思ったけど、実は命には限りがあるということも、子どもたちは各々感じ取っているんだそうです。
だからこそ、図鑑や写真集を見ながら、可愛い犬猫とリアルの犬猫をつなげるようにしているともおっしゃっていました。
うーむ、なるほど!!
子どもたちが動物を好きになってくれるのはとても嬉しい!!!
・犬や猫は身近な存在。
自分とは違う「いのち」あるいきものと一緒に暮らすということを、
ただかわいいだけではなくて子どもたちなりに感じ取ってもらえるといいな
・このプロジェクトを通じて、さかなクンのような「犬博士」「猫博士」が生まれるといいな
・自分以外の他者の気持ち(犬の気持ち・猫の気持ち)が想像できるようになってほしいな
・「犬や猫は好きだけど、見るだけ」から、「一緒に暮らしてみたいな」と思うようになってほしいな
・犬や猫に限らず、動物を好きになってくれるのはとても嬉しい!
など、わたしたち絵本部スタッフが思い描いていた「想い」を言葉にしてくださり、本当に嬉しかったです!
どの先生もお昼休みの貴重な時間に、オンラインで質問に答えてくださりありがとうございました。
このお声を元に、いま絵本の作成に励んでいます。
また、いろいろな現場の先生のお声を教えていただきたいです!!!
お読みいただきありがとうございました。
次回は、『いぬねこ絵本部』スタッフがおススメする絵本をご紹介いたします!
文/いぬ・ねこのきもち絵本部(ありた)
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