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劣悪な環境で生まれた元保護犬→大切な家族に笑顔をもたらすムードメーカーに!
こう話すのは、元保護犬・こむぎちゃん(♀・推定5才)の飼い主さん。飼い主さんはInstagramで、こむぎちゃんのおもしろかわいい毎日の様子を投稿しているのですが、それは「保護犬のいる暮らしってなんだか楽しそうと思ってもらえる人が、ひとりでも増えるように」との願いから始まったといいます。
劣悪な環境で生まれたこむぎちゃん
犬の殺処分の現状を知った飼い主さんは、インターネットで里親について調べてみることに。見れば見るほどに家族に迎えたい気持ちが高まり、実際にお見合いをしてみたのでした。
「性格もおっとりで、なにより抱いたときの温もりが私たちの心を鷲掴みにしました。そしてご縁があり、こむぎを迎えることができました」
人が大好きで人懐っこい! おてんばな一面も
飼い主さん:
「保護当時、こむぎはまだ赤ちゃんだったし、最初に保護して面倒を見てくださってた方々がきっと優しい人たちだったのでしょう」
飼い主さん:
「一万円札を食べてウンチから諭吉が出てきたときは、もう笑うしかありませんでした」
おっとりしてると思ったのに、おてんばっぷりに驚き! そんなこむぎちゃんですが、今はほとんどイタズラをしなくなったそうです。
娘さんの“お世話をする”お姉ちゃんな一面も!
飼い主さん:
「我が家ではこむぎが親分で、娘が子分です。こむぎは、突然やってきた赤ちゃんを受け入れて、お世話してくれるようになりました。泣いたら知らせてくれます。また、こむぎ親分が教えたのか、ハイハイは膝をつけない高バイでした(笑)」
まるで姉妹のようなふたりのやり取りが、微笑ましいですよね。
こむぎちゃんとの日々は、いつだって幸せ
こむぎちゃんは家族の癒し
飼い主さん:
「おてんばおもしろ行動が、家族に笑顔を与えてくれます。なくてはならない存在ですね」
【こむぎちゃんのその後に迫る】前回の取材から約2年が経過した今、どんな日常を送っているのかを聞いた
こむぎちゃんと娘さんの関係性は?
飼い主さん:
「現在も親分子分の関係性は健在です。娘はこむぎの真似ばかり。真似しようとしなくても、自然とリンクすることなんかも多々ありますね」
飼い主さん:
「変化したこととしては、娘がお世話したい年頃になったため、こむぎに傘をさしてあげたり布団をかけてあげたり、お手を強要しておやつをあげたり…。こむぎは困り顔ではあるものの、絶対に怒らず、いつも穏やかに娘に付き合ってくれています」
飼い主さんが思う「犬と暮らす魅力」は?
飼い主さん:
「犬と暮らす魅力は、日々笑顔が絶えないことです。ムードメーカーになり、癒しにもなり、時に問題源にもなり…(笑) また、生まれたときから保護犬で『The 雑種』のこむぎがいる環境で育った娘は、どんな動物にも優しく接することができるようになりました。子どもへの良い教育にもなっていると思います」
取材・文・構成/雨宮カイ
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