ぷにぷにと独特の感触が魅力の犬の肉球――。犬の肉球はただかわいいだけではなく、足の骨や関節を衝撃から守るクッションのような役割や、走ったりブレーキをかけたりするときのグリップ機能、自分のニオイをつけるマーキング機能などの役割を備えています。
今回は、そんなさまざまな役割をもつ犬の肉球の「豆知識」についてまとめてみました。
走るのが速い犬の肉球は細くて縦長
ハウンド系など、瞬発力に優れ速く走れる犬の肉球は、足の中央の2本の指(人の中指と人さし指にあたる部分)の肉球が縦に長いのが特徴です。
このような肉球の形は、走るときにもっとも効率よく力が集中すると考えられ、「野うさぎ趾」ともいわれています。
泳ぎが得意な犬の肉球には「水かき」がある場合も
ラブラドール・レトリーバーなど、水辺の狩りなどで活躍し、泳ぎが得意とされる犬種は、泳ぎに適した肉球の形をしているとされています。
個体差はありますが、指と指の間を広げると、小さな「水かき」のようなものが残っていることもあるようです。
メラニン色素が少ない犬は肉球がピンク色になりやすい
犬の肉球の色は遺伝的な要素も大きく、子犬のころから肉球が黒い犬もいれば、成犬になっても肉球がピンク色の犬もいます。
ちなみに、皮膚組織のメラニン色素が少ない犬は、鼻先や肉球がピンク色や茶色になる傾向があるようです。
ヘアレスドッグでも肉球まわりには毛が生えることがある
体毛が薄い「ヘアレスドッグ」と呼ばれる種類の犬でも、肉球のまわりには毛が生えていることがあります。
これは、指の隙間にものが入りこんで傷つくのを防いだり、毛根周辺から分泌される自分のニオイを出したりするためと考えられています。
雪国にルーツがある犬は肉球の間の毛が豊富
そり犬などとして活躍した、雪国にルーツのある犬種は、足先を保護するために、肉球の間の毛が豊富に生える傾向にあります。また、こういった肉球はその見た目の特徴から、「雪靴趾」(ゆきぐつし)と呼ばれることも。
なお、雪国にルーツのある犬種は、雪で滑らないように、肉球の表面がガサガサしていることもあるようです。
今回は、犬の肉球にまつわる豆知識についてご紹介しました。犬の肉球の特徴には個体差もあるので、愛犬の肉球がどのような特徴をもっているのか、みなさんもチェックしてみてはいかがでしょうか?
参考/「いぬのきもち」2021年2月号『ぷにぷにの形、役割、お手入れ方法など 意外と知らない肉球の話』(監修:石田よう子 犬と猫の歯科クリニック 院長 石田陽子先生、日本動物科学研究所 所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。