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犬とちょっと出かけるときに【穴澤賢の犬のはなし】

先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。

この1年ほど、新型コロナウイルスの影響で「さぁ、遊びに行こう!」という雰囲気でもない。ただ、家にいる日が続くと犬は露骨につまらなそうにする。犬は日々の散歩は当然として、イレギュラーなお出かけが大好きだから。まぁ君らもたまには出かけたいよね。そんなときにおすすめスポットを紹介したい。

動物病院のあとによく行く場所

それは神奈川県横須賀市湘南国際村にある「Ven!Kitchen&Dog Garden」。この日は午前中、動物病院で定期的に受けている健康診断だったので、帰りにランチでもと立ち寄ることに。ここは現在、完全予約制(WEB)なので、満席で待つこともなければ、それほど混雑することもない。
テラス席はもちろん店内も犬OKというか、犬連れ専門のようなお店でお客さんはみな犬連れだから、変に気を使う必要もない。メニューもそれなりに豊富で、BLTサンドのようなものから、なぜか本格的な麻婆茄子まである(BLTの写真を撮り忘れた)。
さらに、敷地には広めのドッグランが併設されていて、食事をすれば2時間無料で利用できる。
小型犬エリアと、中型・大型犬エリアに分かれているので小さい犬でも大丈夫。ドッグランは人工芝になっているので、雨が降っても犬の足がドロドロになる心配はない。
わが家は何年も前から定期的に通っているが、ここに来る犬はみな優しくて(特に大型犬)、本気でけんかになったりするのを見たことがない(そもそもけんかする犬はドッグランに来ないか)。

ドッグランでわかる大福の性格

誰にでもフレンドリーな大吉はここのドッグランが好きで、ランチを食べていると早く行きたそうにするほど。
入れば挨拶して回り、気の合う相手を見つけて遊んでいる。私としても、大型犬をわしゃわしゃなでられるので嬉しい。
ただ、イヌミシラーな福助は自分の居場所が見つけられず、早く帰りたくて仕方ないオーラをかもし出す。大吉が遊んでいる間だけ、ちょっとがまんしてくれ。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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