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愛犬が亡くなってしまったら…「ペットロス」経験の飼い主さんの体験談

まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
「まだうちのワンちゃんは元気ですが、死んだことを考えるだけで涙が出ます。いまからどうしようって心配です」

「愛犬を亡くしたことがないので、自分がどうなるかわかりません。家族は『絶対に寝込む』と、いまから心配してます」

「ペットロス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。家族同然のペットが亡くなったとき、後悔や喪失感で精神的、心身的にさまざまな症状が起こります。

まだ愛犬が元気なうちは、いなくなったときのことは考えられないですよね。いぬのきもち編集室では、ペットロスを経験したことのある飼い主さん55名に、そのときのお話を聞いてみることに。

どのようにして心が落ち着いたのか、またどのくらいの期間ペットロスが続いたのかなども、あわせて教えてくれました。

ペットを飼っている人には、ぜひ聞いてほしい言葉がたくさんあります。

立ち直れるかどうかは、気持ちの持ちよう

「立ち直る方法は、やはり気持ちの持ちようでした。『あのコは家にきて幸せだった、いまは病気から解放されて好きなものを好きなだけ食べて幸せに暮らせているんだ』と思うようにしました。立ち直るまでは、少なくとも1年はかかりました」


「『かわいそうだ』と思わないようにすること。『愛犬は幸せだったんだ!』と思うように……。悔やまないように、精一杯の最期を迎えられるようにしてあげることが大切。

愛犬を亡くした数カ月後に新なワンちゃんを迎えて、寂しさは消えていきました」

無理に立ち直ろうとしなくていい

まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
「先代犬が旅立ったのは16年前なので、当時はまだ『ペットロス』という言葉もなかったように思いますが、とにかく泣いて泣いての日々だったと思う。気付いたら立ち直ったのかも」


「無理に立ち直ることはしませんでした。涙が出るときは出し、いなくなったコに独り言で話し掛けたり。亡くなって4年半経ちますがまだ遺骨は家にあり、お花を添えたりしています。

遺骨を供養するか悩んだとき、掛かりつけの獣医さんに『お家に置いてあげたいなら、そうしてあげてください。お家でご家族に供養されてもいいんではないですかね』といっていただき、心が救われ、いまでは2代目ワンコと一緒に遺骨と遺影に向かって話しかけています。

いずれ、私たち夫婦がペットと入れるお墓に連れて行く予定です。まだ先のことですが……」

いままでどおりの生活を送ることで、気持ちにも変化が

「やっぱり、普通の生活を送ること。仕事も普通に行って、第三者と接すること。すると、いつの間にかいつものペースに戻っていく。

気持ちに変化があったのは半年とかですかね……。夢に亡くなった愛犬が出てきてくれました。悲しみが深いときほど、夢には出てこないと聞いて。夢の中の愛犬は、元気でした」

新しい家族を迎え入れて

「散歩の時間になったら体が自然に散歩へ行くようになっていて、『愛犬はもういないんだ……』っていうのが、最低でも3カ月は続きました。

私の場合、2人目の子どもを産んで3カ月ぐらいだったので、ふたりの娘を育てるのに没頭しているうちに、なんとか気持ちを消化できていたと思っています。

笑い話ができるようになるまではかなりかかりましたが、いまではいい想い出となり、新しいコを迎えています」


「たくさん泣いて、忙しく過ごし、映画やテレビなどで犬を見ないようにしていました。7年間新しい家族(ペット)を育てているうちに、気持ちが落ち着いてきました」


「立ち直ってはないですが、落ち着いたのは、亡くなってから2カ月半ほど経ったときに、偶然か必然か、仔猫を道端で保護して迎え入れることになったこと。仔猫との生活でバタバタしてる間に、ふとしたときに悲しくなる、という時間が減りました」

いまでも愛犬がそばにいてくれる気がする

「5年前に愛犬が亡くなり、まだ思い出しては涙ぐむことがあるのですが、時おり足元を掠めるように動く気配を感じ、見守ってくれているのだなと思うとうれしい気分になれました」
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
ペットロスから立ち直れるかどうか、どれくらいの時間を要するのかーーそれは人それぞれですが、きっかけは見いだせるのだとわかりますね。

「立ち直る」というのは、愛犬がいなくなったことを忘れてしまうのではなく、楽しかった日々をかけがえのない記憶として、笑って思い出せるようになることなのだと思います。

いつか自分にも訪れるかもしれないペットロス。経験者の方の体験談を聞いて、少しでも得られることがあったのならうれしいです。



『いぬのきもちアンケート vol.9』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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