犬と暮らす
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愛犬が亡くなってしまったら…「ペットロス」経験の飼い主さんの体験談
「愛犬を亡くしたことがないので、自分がどうなるかわかりません。家族は『絶対に寝込む』と、いまから心配してます」
「ペットロス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。家族同然のペットが亡くなったとき、後悔や喪失感で精神的、心身的にさまざまな症状が起こります。
まだ愛犬が元気なうちは、いなくなったときのことは考えられないですよね。いぬのきもち編集室では、ペットロスを経験したことのある飼い主さん55名に、そのときのお話を聞いてみることに。
どのようにして心が落ち着いたのか、またどのくらいの期間ペットロスが続いたのかなども、あわせて教えてくれました。
ペットを飼っている人には、ぜひ聞いてほしい言葉がたくさんあります。
立ち直れるかどうかは、気持ちの持ちよう
「『かわいそうだ』と思わないようにすること。『愛犬は幸せだったんだ!』と思うように……。悔やまないように、精一杯の最期を迎えられるようにしてあげることが大切。
愛犬を亡くした数カ月後に新なワンちゃんを迎えて、寂しさは消えていきました」
無理に立ち直ろうとしなくていい
「無理に立ち直ることはしませんでした。涙が出るときは出し、いなくなったコに独り言で話し掛けたり。亡くなって4年半経ちますがまだ遺骨は家にあり、お花を添えたりしています。
遺骨を供養するか悩んだとき、掛かりつけの獣医さんに『お家に置いてあげたいなら、そうしてあげてください。お家でご家族に供養されてもいいんではないですかね』といっていただき、心が救われ、いまでは2代目ワンコと一緒に遺骨と遺影に向かって話しかけています。
いずれ、私たち夫婦がペットと入れるお墓に連れて行く予定です。まだ先のことですが……」
いままでどおりの生活を送ることで、気持ちにも変化が
気持ちに変化があったのは半年とかですかね……。夢に亡くなった愛犬が出てきてくれました。悲しみが深いときほど、夢には出てこないと聞いて。夢の中の愛犬は、元気でした」
新しい家族を迎え入れて
私の場合、2人目の子どもを産んで3カ月ぐらいだったので、ふたりの娘を育てるのに没頭しているうちに、なんとか気持ちを消化できていたと思っています。
笑い話ができるようになるまではかなりかかりましたが、いまではいい想い出となり、新しいコを迎えています」
「たくさん泣いて、忙しく過ごし、映画やテレビなどで犬を見ないようにしていました。7年間新しい家族(ペット)を育てているうちに、気持ちが落ち着いてきました」
「立ち直ってはないですが、落ち着いたのは、亡くなってから2カ月半ほど経ったときに、偶然か必然か、仔猫を道端で保護して迎え入れることになったこと。仔猫との生活でバタバタしてる間に、ふとしたときに悲しくなる、という時間が減りました」
いまでも愛犬がそばにいてくれる気がする
「立ち直る」というのは、愛犬がいなくなったことを忘れてしまうのではなく、楽しかった日々をかけがえのない記憶として、笑って思い出せるようになることなのだと思います。
いつか自分にも訪れるかもしれないペットロス。経験者の方の体験談を聞いて、少しでも得られることがあったのならうれしいです。
『いぬのきもちアンケート vol.9』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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