「犬が特定の相手に塩対応する」理由は？約4割の飼い主さんが経験あり　

愛犬の対応が、自分とほかの家族では違うと感じたことありませんか？　今回は、「愛犬が自分にだけ塩対応することはあるか」調査するとともに、犬が特定の相手にだけ塩対応する理由などを、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。

愛犬に「塩対応」されたことがある飼い主さんは約4割

今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん43名に「愛犬が自分に対してだけ『塩対応』することはあるか」について、アンケート調査を実施しました。すると、約4割の飼い主さんが「愛犬が自分にだけ塩対応することがある」と回答する結果に。

飼い主さんに聞きました！実際にどんな”塩対応”をされた？

では、ほかの家族とどのように対応が違ったのでしょうか？飼い主さんたちから寄せられた、愛犬からの「塩対応」エピソードをご紹介します。

「ほかの家族が寝ているとピッタリ寄り添って寝てくれるのに、私とは絶対に寝ません。そして、無理やりそばにフセをさせても5秒で立ち去ります」
「おやつがないと、呼んでもまったくこないです」
「出かけるとき（塩対応される）。ほかの人には玄関までついていく」
「私だけではないですが、基本、愛犬の柴は送り迎えを一切しません。ただ、あまりにも帰宅が遅いときは玄関でふて寝して待ってくれているそうですが、私が帰ったときに玄関で待っていることはありません」
「まったりしているときに私が呼んでも聞こえないふりをし、夫が呼ぶと『ワン！！』といって立ち上がります」
「『おいで』と言ってもほとんどこない。娘たちが言うとよろこんで行く」
「自分からそばに寄ってきてくっついてくるが、こちらがくっついていくと離れていく」

【獣医師解説】犬が特定の相手にだけ”塩対応する”理由とは

最後に、犬が特定の相手にだけ塩対応する理由や、塩対応されないために気をつけるべきことについて、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。

――ほかの家族が帰ってくるとうれしそうに出迎えたり、愛想良く対応したりするのに、自分にだけ愛犬が塩対応する（そっけない対応をする）という場合、どのような理由が考えられますか？

岡本先生：
「愛犬のなかで、ほかの家族に比べて優先順位が低い可能性が考えられます」

――愛犬に塩対応されないために、飼い主さんはどのようなことに気をつければいいでしょうか？

岡本先生：
「愛犬のお世話に自分も参加することと、日によって接し方を変えず、穏やかにきぜんと接することを心がけましょう」

呼びかけても無視する、くっつこうとすると離れる、といった塩対応を愛犬が見せるのは、飼い主さんの愛犬への接し方が関係しているようです。愛犬から自分だけ塩対応されるとお悩みの人は、日ごろの接し方を見直してみてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY 犬と暮らす

2023/09/02 UP DATE