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犬のひげってどんな役割がある? 知られざる犬の触覚のヒミツ

犬の五感は、人と異なる点がたくさんあります。今回は犬の「触覚」に注目し、獣医師の佐々木文彦先生に教えていただきました。長年愛犬と一緒に暮らしている飼い主さんも、どのくらい知っているかチェックしてみてくださいね。

犬のヒゲの能力

ちょびひげがかわいいテンちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
Q. 犬がヒゲで感知できないものはどれ?

A. 障害物
B. 空気の流れ
C. 水の流れ

正解は……?

鼻水が出ているポメのこむぎちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「C. 水の流れ」です。

犬のヒゲは退化しつつあり、“センサー”ともいわれる猫のヒゲほど敏感ではありません。
とはいえ、構造自体は猫と同じで、根元に感覚器が存在していて血管や神経が通っています。そのため、障害物や空気の流れは感知可能。水の流れを感知できるのは、アザラシなどのヒゲになります。

犬の皮膚感覚

シャワーを浴びたRaLaちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
Q. 犬の皮膚が感じにくい感覚は?

A. 熱さ
B. 痛み
C. かゆみ

正解は……?

嬉しそうな柴のてんてんくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「A. 熱さ」です。

犬は熱さに鈍感なため、ストーブなどの熱さがわからずやけどすることがあります。Bの痛みにも鈍感といわれますが、治療などで痛みをあらわにするので感じているのでしょう。皮膚病の犬が患部をかくことから、Cのかゆみにも敏感だと思われます。

触られるのが嫌な場所

なでなでして〜のポーズをとるあ~ちやん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
Q. 犬が触られるのが苦手な部位は?

A. 鼻先〜口まわり
B. わきの下
C. しっぽの付け根

正解は……?

おとぼけ顔の茶豆ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「A. 鼻先〜口まわり」です。

犬は体の先端部が敏感で、触れられるのが苦手なため鼻先から口まわりをはじめ、足先やしっぽなどが敏感です。同じしっぽでも、Cの付け根やBのわきの下はツボがあるので、好む犬は多いでしょう。
みなささんはいくつ知っていましたか? 人とは感じ方が異なる部分も多いので、気をつけてあげてくださいね。
お話を伺った先生/佐々木文彦先生(獣医師 医学博士 大阪府立大学名誉教授)
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『知ってるようでムズカシイ!?いぬの五感クイズ』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※犬の五感については諸説あります。この特集では、佐々木先生の見解をもとに編集室で構成し、紹介しています。
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