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冬に多く見かける犬に危険な3つの植物 犬が中毒を起こさないためにできることは?

植物は花壇や室内などを華やかにしたり彩りを与えてくれる存在ですが、なかには犬が誤食をすると中毒を起こすものもあります。

では、犬のいる家庭で寒い季節に気をつける植物はあるのでしょうか。

「冬に多く見かける犬に危険な植物」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬にとって危険な冬の植物①シクラメン

冬に多く見かける犬に危険な3つの植物 犬が中毒を起こさないためにできることは? いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シクラメンは冬の鉢植えとしてよくみかける植物です。

シクラメンは植物全体に毒性成分が含まれ、特に根にその毒性成分が多く含まれます。毒性は強く、犬が誤食すると嘔吐や下痢などの消化器症状が起こる可能性が。また心拍の異常、けいれん発作などの症状を起こし死亡する場合もあるため、注意が必要です。

犬にとって危険な冬の植物②ポインセチア

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ポインセチアは赤と緑の色合いが特徴的なクリスマスシーズンに多くみかける植物です。

ポインセチアの樹液には皮膚や粘膜に触れると刺激を与える成分が含まれているため、犬が誤食すると、多量の涎、嘔吐下痢などの消化器症状などが起こる可能性が。また樹液が皮膚や粘膜に付着するとただれや炎症が起こる事もあり、注意が必要です。

犬にとって危険な冬の植物③クリスマスローズ

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クリスマスローズは冬から春に咲き、公園などにも植えられていることが多い植物です。

クリスマスローズは植物全体に複数の毒性成分が含まれます。毒性は強く、犬が誤食すると嘔吐や下痢などの消化器症状だけではなく、心拍の異常や血圧の低下、けいれんなどの神経症状を起こす可能性も。
また樹液が皮膚や粘膜に付着するとただれや炎症が起こる事もある、大変危険な植物です。

愛犬が植物の誤食で中毒を起こさないためにできること

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愛犬が植物による中毒を起こさないためにできることとして、室内に観葉植物を置く場合は犬にとって危険な種類の植物を購入しないことが一番です。ただ、やむを得ない場合は、犬が入ることができない部屋や犬が届かない場所に植物を置いたり、吊るすなどの対策をしましょう。

万が一、犬が中毒を起こす可能性のある植物を食べてしまった場合は早急に動物病院を受診し、何の植物を誤食したのか、いつどのくらい食べたのか、食べてからどのような症状が出ているのかを伝えて獣医師の指示に従ってください。

日頃よく見かける植物も犬にとって危険な存在となることがあります。愛犬が誤食をしないようにしっかりと対策をしておきたいですね。参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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