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「愛犬は感情表現豊かどうか」の調査結果とは?犬の心理を獣医師が解説
今回、いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、「犬の感情表現に関するアンケート」を実施。この記事では、その調査結果をご紹介するとともに、犬の感情表現の豊かさなどについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
愛犬は感情表現が豊かだと感じる?

どんなときに愛犬が感情表現豊かだと感じる?
飼い主さんからのエピソード(一部)
- 「好きなことに対して目がキラキラしたり、都合が悪いと耳を伏せたり。週末のドライブでは朝からウキウキしている」
- 「帰宅すると、飛んでいってしまうんじゃないかと思うぐらいしっぽを振ってお迎えしてくれたり、私を見つけるとダッシュで飛び込んできたりするところ」
- 「お散歩中にワン友に会うとヒコーキ耳になって目を細め、しっぽをブンブン振り回してワン友に飛びついていきます」
- 「うれしいときは笑っているような表情をし、家族がケンカをしていると、うつろな目で怒っている家族にそーっと前足でチョイチョイします。何かおねだりするときは、真ん丸な目で上目遣いをして見上げてくることも」
- 「留守番のときは不満気な表情。『散歩』と言うと満面の笑顔。ゴハンは目がキラキラ。おやつは目を見開く。表情をコロコロと変えるし、言葉がなくとも言いたいことが伝わる」
- 「表情で感情がわかる。うれしいときは笑顔で、怒っているときは鼻筋にシワを寄せて歯をむき出す」
- 「楽しいとき・うれしいときは目がキラキラ輝いて、しっぽをブンブン振っています。退屈なときは伏せて上目使いでじっと見てきます。ビビッているときはそっと近づいてきて、お尻をピッタリくっつけてきます」など
【獣医師解説】犬が感情表現豊かな理由
山口先生:
「犬には喜怒哀楽の感情があるからでしょう。また、犬は1万年以上前から人と生活をともにし、伴侶動物としてお互いを支えあう重要な存在であることも理由だと思います」
――感情表現が豊かな犬の特徴などはありますか。
山口先生:
「おとなしい犬よりも、活発な犬のほうが感情がわかりやすいですが、よく観察することで感情を読み取ることは可能です。ただし、柴犬などの日本犬は表情が変わらず、感情が読み取りにくい傾向があります」
――では、犬はどのようなしぐさや行動で感情表現するのでしょうか。
山口先生:
「犬は全身を使って感情表現する動物です。うれしいときは目がキラキラし、口元や表情がゆるみます。また、体はリラックスして、しっぽはお尻ごと振るでしょう。
一方、ネガティブな感情のときは、表情が悲しげでしっぽは垂れ下がり、しぐさにも元気がありません」
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年8月時点の情報です。
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