犬と暮らす
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ストーブの前に犬が座っていたら――暖房器具を使うときの注意点
犬がストーブの近くに来たがる場合の適切な対応
原先生:
「犬がストーブなどの熱源のそばに来たがるときは、やけどや乾燥による皮膚のトラブルに注意が必要です。熱源に近づきすぎないよう見守り、飼い主さんが目を離すときは電源を切るのが安全です。その際、代わりにペットヒーターや毛布などのグッズもあわせて用意してあげるとよいと思います」
犬がいる部屋でストーブを使う際の注意点
原先生:
「ストーブは転倒による火災や犬が触れてしまった場合のやけどのリスクが高いので、できる限り避けたほうが安全と考えられます。やむを得ず使用する場合は、柵などで囲って犬が近づけないようにして、目を離すときは必ず電源を切りましょう」
各種暖房器具を使用する際の注意点
原先生:
「エアコンは比較的安全ですが、風が直接犬に当たらないよう風向きに配慮し、乾燥対策をしましょう。電気カーペットや床暖房は同じ場所に長時間いると低温やけどの恐れがあります。逃げ場を確保し、タオルやブランケットを敷いて熱を和らげると安心です。また、犬がコードを噛んでしまうと感電や火災のリスクがあるため、配線カバーで保護することも重要でしょう」
人も犬も快適に過ごすための暖房器具の使い方
原先生:
「犬にとって快適に過ごせる室温は22~25度程度、湿度は50%前後が目安といわれていますので、そのあたりの数値をなるべく保つ意識ができるとよいでしょう。また、老犬や子犬など自分で移動できる範囲が限られがちなコの場合は、より細かく様子をみてあげましょう」
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年10月時点の情報です。
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