犬と暮らす
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「ふだんはそっけないのに」体調不良のお父さんに寄り添うダックス犬の心理とは?獣医師に聞いた
写っているのは、@toratora_1130さんの愛犬でミニチュア・ダックスフンドのとら吉くん(取材時4才)です。
当時の詳しい状況を聞いてみた!
飼い主さん:
「体調不良で寝ているお父さんのそばにとら吉が近づき、そのままお父さんのおなかの上にのっているところを撮影しました」
飼い主さん:
「私が風邪で寝込んだときも同じようにくっついてくれたり、そばで見守ってくれたりするので『飼い主の体調がわかるんだな』といつも感心しているのですが……
実は、ふだんとら吉はお父さんに対してそっけない態度をとることが多いので、この日、自分からお父さんにくっつきに行く様子を見たときは、改めて『人の体調不良がわかるのかな、優しいな』と思いました。
ちなみに、お父さんは『とら吉があったかいから、体もあったまるよ~ありがとう』とうれしそうでした」
とら吉くんはこの日、ご家族の心もあたためてくれたようです。
【獣医師解説】犬が体調不良の飼い主に寄り添う心理とは
――この日、お父さんが体調不良で寝ていると、とら吉くんは寄り添ってあげていたそうです。実際のところ、犬は飼い主さんの不調などを感じ取ることができるのでしょうか。このときのとら吉くんの行動から読み取れる心理などについて教えてください。
岡本先生:
「犬は群れで過ごしていた動物で、仲間の様子をよく観察する傾向にあります。このことから、犬は飼い主さんの“いつもと違う様子”を感じ取ることができると考えられます。
この日のとら吉くんの場合、いつもと違うお父さんの様子を見て、落ち着かない気持ちや不安な気持ちになり、心配するような行動をとったのかもしれません。マイペースな性格のコよりも、飼い主さんの様子をよく見ているコに多い行動といえるでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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