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チャイム吠えや散歩中の吠え 犬の吠え対策は「ひと言」しつけがいい!

吠えなどの困りごとは、つい感情的な言葉をかけがちですが、愛犬を興奮させるだけなので逆効果です。否定せず、してほしいことを犬が理解しやすいように「ひと言」で伝えると、困りごとが解決し、関係性もアップしますよ。

今回は、家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生に、「ひと言」で伝える犬の吠え対策について教えていただきました。

「ひと言」で指示を出すのがよい理由とは

公園で黄昏れている柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「ひと言」だから伝わりやすい

犬は大好きな飼い主さんの言うことを理解したくて一生懸命聞いていますが、複雑な会話は理解できません。「ひと言」なら犬も理解しやすく、何をすべきかがすぐに伝わるでしょう。

人と同様、要点を押さえた短い言葉は犬にとってもわかりやすいもの。しつけにおける要点とは、愛犬に「何をしてほしいか」ということです。愛犬がとるべき行動を「ひと言」にまとめれば、グッと伝わりやすくなりますよ。

「ひと言」で関係性UPになる

「ダメ」と言って行動を抑制するより、してほしいことを「ひと言」で伝えるほうが犬は理解しやすいです。飼い主さんから愛犬への声かけもポジティブなものが多くなり、愛犬のやる気も上がって関係性向上にも◎
では、具体的にどのような「ひと言」が、犬の吠え対策に効果的なのでしょうか。チャイム吠えと散歩中の吠えを例に、詳しくみていきましょう。

チャイムに吠えるときは「オシマイ」

飼い主さんを見つめるMix犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬にとってチャイム音は何らかの異変の前触れ。「これから何かが起こるぞ」と飼い主さんに伝えたくて、吠えていることもあります。

飼い主さんに異変を知らせたくて吠える犬には「任務終了」を告げましょう。吠えたらすぐに「オシマイ」と声をかけ、ごほうびは使わずクールにほめてみてください。吠え終わったらハウスに入れておくと、落ち着きもキープできますよ。

ネガティブワードの例:「吠えちゃダメ!」「静かにして!」

吠えをやめさせようとするとき、飼い主さんは感情的になりやすいもの。ですが、愛犬も興奮状態にあるので、飼い主さんの感情にあおられて、吠えを余計に悪化させることになります。

散歩中にほかの犬・人に吠えるときは「こっち行こう」

お散歩中に笑顔を見せる柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ほかの犬や人が近づいてきて、愛犬が吠えそうだなと思ったら、吠えるより先に声をかけて回避するのが有効です。

軽く提案するような気持ちで「こっちに行こうか」と声をかけてみましょう。そして、来た道を引き返したり、別のルートを選んだりして、相手の犬や人からすばやく距離を取るようにしてください。

ネガティブワードの例:「うるさいってば!」「ダメダメッ!」

ほかの犬や人が怖くて吠えるのは、犬の本能によるもの。ネガティブな声かけは余計に恐怖をあおってしまいます。助けてくれない飼い主さんにネガティブな印象をもつこともあるでしょう。
首をかしげるポメラニアン
ここでは、犬の吠えをやめさせる「ひと言」をご紹介しました。飼い主さんと愛犬だけのオリジナル「ひと言」を探してみるのもよいかもしれませんね。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター DOG IN TOTAL主宰)
参考/「いぬのきもち」2022年9月号『いつものネガティブワードを言い換えるだけ! 伝わる! ひと言しつけ』
文/宮田あゆみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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