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犬が春に気をつけたい皮膚トラブルは? 皮膚病と予防・対策を解説

春は一年のなかでも“変化”の多い季節で愛犬の病気やトラブルが増える傾向に。愛犬が健やかな春を過ごせるように気を付けたいポイントをご紹介します。獣医師の野矢先生に伺いました。

気候の変化や環境の変化が原因に

お花見をするパピヨン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
春は厳しい寒さがやわらぎ過ごしやすくなるものの、その変化もじつは犬の健康に影響を与えます。また、暖かくなると周囲の生物も活発になり、二次的な影響を受けることも。
また、外での活動がしやすくなることでお出かけが増えたり、引っ越しや家族の転職など飼い主さんの環境は変わることも多く、その影響をうけます。この2つの変化により、皮膚病や胃腸炎をはじめ病気やトラブルを起こしやすくなります。

春に気を付けたい皮膚病

ここからは、春に気を付けたい皮膚病と、その予防・対策についてご紹介します。

気候の変化による気温上昇が原因に

まったりくつろぐポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
暖かくなり温度・湿度が上昇すると様々な植物の花粉をはじめ、カビの仲間であるマラセチアなど、花粉を刺激するアレルゲンが増えるため、アレルギー性皮膚炎の症状が悪化してかゆみが強くなりがちに。また、春が体が温まることでアトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの皮膚症状の悪化とともにかゆみの症状が強くなり、皮膚をかきこわすケースも多くなります。

予防&対策は?

・直射日光を避けるなど、暖かさを調整する
体が温まるとかゆみを伝達する神経の働きが活発になるので暑くなりすぎないよう注意を。直射日光は温度と紫外線が皮膚の刺激にもなるので避けましょう。

・散歩後、家に入る前にブラッシングや体拭きをする
散歩中に体表についたホコリや花粉など皮膚への刺激物は、家に入る前に取り除きましょう。全身をブラッシングするかウエットシートで拭く習慣を。

・皮膚を清潔に保つことを心がけて
皮膚病の犬はとくに、皮膚のバリア機能を弱らせないためにも、獣医師に相談のうえ、症状に合ったスキンケアを心がけましょう。

環境の変化による心因性ストレスも原因に

お花見散歩をする柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
春に発症する皮膚病の原因で意外に多いのが環境の変化による心因性ストレスによるもの。体の同じ部位をかく・なめる・噛むなどし続ける常同行動がみられることがあります。結果、足先や足の付け根、おなかやわきなどに炎症や脱毛が引き起こされ、悪化すると舐性皮膚炎にまでなることも。

予防&対策は?

・皮膚病が悪化する前に動物病院で治療を
自分の体をかくなど、常同行動が見られたらできるだけ早めに動物病院へ。生活環境を見直し、行動療法や薬物療法によって皮膚病の悪化を防ぎます。

気候の変化による寄生虫の感染が原因に

寝起きまったり中のチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
お出かけが多くなる春は、ほかの犬と接触したり野山で過ごしたりすることが増え、ノミ、マダニ、疥癬虫などの外部寄生虫に感染して皮膚炎を引き起こすことが。春に活発になるノミが多数寄生するとかゆみが強くなりノミ刺咬性皮膚炎を発症。また、感染力が強い疥癬虫は他の犬からだけなくお出かけ先でリースしたペットカートなどを経由して感染し、疥癬が発症することも。

予防&対策は?

・動物病院で定期的に寄生虫対策をする
ノミ・マダニは動物病院で予防薬を定期的に投与すれば感染リスクがほぼゼロに。疥癬虫(イヌセンコウヒゼンダニ)は動物病院で相談を。

・ペットカートをリースする場合は、水拭きして、トイレシーツを敷く
使用する前に犬が触れる場所を水拭きして清潔に。そのうえでトイレシーツを敷くなどして直接ペットカートに触れないようにするとよいでしょう。返却時も水拭きをしましょう。
愛犬の様子や状況を見て、愛犬が健やかに過ごせるよう予防や対策をしてみてくださいね。
お話を伺った先生:野矢雅彦先生(「ノヤ動物病院」院長  獣医師)
参考/「いぬのきもち」2023年4月号『春に気を付けた犬の病気・トラブル』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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