犬が冬を快適に過ごすための室内環境とは？　愛犬の冬の過ごし方で気をつけるポイント

寒い季節は愛犬が快適に過ごすために、室内環境をどのように整えるとよいのでしょうか？

「犬が冬に快適に過ごせる室内環境」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

愛犬が冬に快適に過ごせる室内の温度は？

犬が冬に快適に過ごせる室内環境は？愛犬の冬の過ごし方で気を付けることいぬのきもち — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬が快適に過ごすために、冬の室内温度は20〜25度程度になるように設定するとよいでしょう。

犬が寒さを感じる温度には個体差や犬種差があるため、愛犬の様子をみて調節してください。

愛犬が冬に快適に過ごせる寝床の環境とは？

ではここからは、犬が冬に快適に過ごせる寝床の環境についてみていきましょう。

冬の寝床の室温と湿度

愛犬が冬にぐっすりと眠ることができ、快適に過ごせる寝床の環境作りとして、室温は20度前後、湿度は40〜60%に調節するとよいでしょう。

冬の寝床の設置場所

冬の窓際は冷える傾向にあるため、愛犬の寝床は窓際でない場所に設置するか、窓に防寒シートなどの断熱処理をするとよいです。

また、暖房の効いている部屋とそうでない部屋を用意して、犬自身が自由に移動できるようにしましょう。

犬の寒さ対策

愛犬のベッドは冬仕様にし、毛布やブランケットなどを敷いて犬自身で調節できるようにしてあげましょう。

また、ベッドやケージの下に断熱シートやダンボールを敷く、ペット用の湯たんぽやヒートマットを利用する、洋服を着せるといった寒さ対策もよいでしょう。

愛犬が過ごす冬の室内環境で気をつけること

①犬の低温火傷に注意

愛犬が過ごす室内の寒さ対策で暖房器具を使用する場合、湯たんぽ、こたつ、ストーブ、ヒーター、ホットカーペットなどは、犬が低温火傷を起こしやすいため、使用する際には注意が必要です。

愛犬の低温火傷を予防するためにも、犬が暖房器具に近づき過ぎないように柵を設置したり、飼い主さんが暖房器具を使用しているときはこまめに愛犬の様子を確認し、その場を離れる時は必ず電源を切りましょう。