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ごはんを食べたのに、空のごはん皿をくわえる犬 アピールの様子からわかる心理は?|獣医師解説

こんな可愛いアピールは反則?
ごはんのお皿をくわえるウルくん
@URU_niconico
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@URU_niconicoさんが「ご飯食べ終わったらこれ。まだお腹すいてますアピール。」と投稿していたこちらの一枚。そこには、空のごはん皿をくわえる愛犬・ウルくん(撮影時1才9カ月/シベリアン・ハスキー)の姿が写っています。

上目遣いをしながら飼い主さんのことをじーっと見つめてくる様子は、まるで「おかわりお願いします」と言っているみたいですね!

ウルくんの姿を見て、どう思った?

笑顔が可愛いウルくん
@URU_niconico
飼い主さんに話を聞くと、先ほどの写真は夜ごはんを食べたあとに撮ったものだといいます。
飼い主さん:
「夜ごはんの時間になり、『ハウス』のかけ声でウルはハウスにすっ飛んでいき、お座りをして『早くごはんちょうだーい♡』と上目遣いで私を見てきました。

『よし!』と言われてごはんを食べるウルを見届けた私は、残っている仕事をするためにパソコンとにらめっこをしていたんです。すると、ウルがトコトコと私のところにやってきてあの表情をしていたので、思わず写真を撮った感じです」
まったりするウルくん
@URU_niconico
ウルくんは食べ終わったお皿で遊んだり、持ち出してペロペロしていることはあったそうですが、「お皿をくわえておねだりをする」のは初めてだったそう。

ウルくんは日頃から「自分が可愛い」ことを理解している様子だといい、飼い主さんはウルくんのあのアピールを見たときに「ワンチャン、おかわりをもらえると思ったのかも?(笑)」と感じたそうです。

なんとも可愛らしいアピールでおねだりをしてきたウルくんですが、その後どうなったのでしょうか。
飼い主さん:
「可愛いですが…ウルの健康のために、おかわりはなしです。心を鬼にして『ダメ!』と言いました(笑)」

【獣医師解説】ごはんを食べたのに、空のごはん皿をくわえる犬の心理

ごはんのお皿をくわえるウルくん
@URU_niconico
ウルくんはごはんを食べたあとに、空のごはん皿をくわえて飼い主さんのことをじーっと見つめてきたそうです。犬のこの行動からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「今回のウルくんは、飼い主さんがお仕事に集中していたので、飼い主さんの気を引きたい気持ちからお皿をくわえて持っていったのではないかと思います。

このような行動を見せる犬というのは…
・物をくわえて運ぶのが好きなコ
・甘えん坊なコ
などに見られる傾向があると考えられます」

ごはんを食べたのに「おかわり」のアピールをされたとき、飼い主さんはどうするべき?

岡本先生:
「ごはんを食べたのに愛犬に『おかわり』のアピールをされた場合ですが、食欲に際限のないコも多いので、心苦しくてもアピールには従わないようにしましょう。

おかわりを与える代わりに、スキンシップをとったりほかのコミュニケーションで愛犬の気持ちを満たしてあげるとよいかと思います」
写真提供・取材協力/@URU_niconicoさん/X(旧Twitter)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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