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散歩中に飼い主が「車!」と言うと、ササッと道の端に! ポメラニアンの賢い行動から読み取れること|獣医師解説

飼い主さんの言葉をすぐに覚える天才さん!?
「車!」に反応できてドヤ顔のレオくん
「車!」に反応して道の端に! どことなく誇らしげな表情にも見える?
@WolfSableLeo926
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@WolfSableLeo926さんの愛犬・レオくん(撮影当時1才7カ月/ポメラニアン)。

「レオは『車!』って言うと端に避けます」と投稿された動画には、飼い主さんの言葉にしっかりと反応して道の端に寄り、満面の笑みを見せるレオくんの姿が映っています。

レオくんの賢さがうかがえる動画には、Xユーザーさんから「賢い上に可愛すぎる〜!」「お利口だねえ」「キラキラ笑顔が可愛すぎます」といったコメントが寄せられました。

そんなレオくんについて、飼い主さんに話を聞くことに。

教えてすぐに覚えたという「天才っぷり」を発揮!

散歩中に「車!」と言われて端に寄るレオくん
散歩中に「車!」と言われたら……
@WolfSableLeo926
飼い主さんは普段の散歩中から、車が通るときに毎回おやつを使ってレオくんを道の端に誘導していたそう。

おりこうさんに飼い主さんの言うことを聞くレオくんを見て、飼い主さんは「これを“ワザ”として覚えたら、自分から動いてくれるんじゃないか」と思ったのだとか。
しっかりと避けるレオくん
端にしっかり避けます!
@WolfSableLeo926
それから、飼い主さんはおやつをうまく使いながら、「車!」と言ったときに避けるようにレオくんに教えたそう。今回の動画は教え始めて数日後に撮ったものだそうですが、レオくんはすでにマスターしていたそうです。

レオくんの行動について、飼い主さんはどう思っているのでしょうか。
飼い主さん:
「レオは教えてすぐに覚えたので、最初は『もう覚えたの!?』ってびっくりしました。『本当におりこうさんでいいコだね』って親バカながら思いました。

『ぼくちゃんとできたよ! おやつちょうだい!』と言わんばかりに、満面の笑みを浮かべている様子が可愛かったですね」
また、今回の動画が反響を呼んだことについては、「ここまで反響があるとは思いませんでした。たくさんの方から褒められて、嬉しいと同時に誇らしい気持ちになりました」と話しています。

レオくんはどんなコ?

甘えん坊なレオくん
甘えん坊なレオくん
@WolfSableLeo926
飼い主さんの膝の上に何度も登ってくるなど、甘えん坊な性格だというレオくん。また、ほかの犬が来ると物陰に隠れてしまう臆病な一面もあるのだとか。

そんなレオくんの性格をよく表すエピソードがあるそうです。
飼い主さん:
「初めてお散歩に行ったときも飼い主の足につかまったまま動かなかったのですが、1才を過ぎた今でも怖いことがあると飼い主の足にしがみついて離れません」
クッションの使い方が上手なレオくん
クッションの使い方がうますぎ?(笑)
@WolfSableLeo926
飼い主さんのXには、無邪気でおちゃめなレオくんの日常の様子が数多く投稿されています。最後に、「大切な存在」だというレオくんへ、飼い主さんはこう思いを語っています。
飼い主さん:
「レオは、『今の飼い主のすべて』と言っても過言ではありません。これからもいっぱいお出かけして、レオと一緒に思い出を作っていきたいです。世界で一番愛してます!」

【獣医師解説】散歩中、「車!」の言葉に反応して自ら道の端に移動する犬の心理

「車!」に反応できてドヤ顔のレオくん
「車!」に反応できてドヤ顔のレオくん
@WolfSableLeo926
散歩中に飼い主さんが「車!」と言うと、レオくんは道の端に避けていました。犬のこの行動からは、どのようなことがわかるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
山口先生:
「レオくんは、条件付けを利用して覚えてくれたのですね。レオくんの集中力の高さや車に対して恐怖心を抱きにくかったこと、飼い主さんの声掛けやおやつを与えるタイミングなどがよく、スムーズに学習できたのでしょう。

動画内にはレオくんが2回振り向くシーンがありましたが、とくに2回目は褒めてほしそうな様子もうかがえます。上手にできたらその都度褒めたり、たまにはおやつを与えると、レオくんのポジティブな気持ちから学習が長く続くと思います」

犬に何か覚えてほしい場合、飼い主さんが心得ておきたいこと

山口先生:
「犬に何かを覚えてほしい場合は、簡単な指示とごほうびをセットにし、集中できる環境で行うことが重要です。指示はわかりやすく簡潔にし、うまくできたら必ず褒めておやつを与えることが、スムーズな学習につながります。練習をする際は、まずは刺激の少ない環境で始めてみましょう。

周囲の刺激に対しておおらかで、飼い主さんに対して集中力のある犬は学習が早いといえますが、学習のしづらさの原因が犬ではないこともあります。

たとえば……
・指示内容が難しすぎる
・飼い主さんの指示がわかりづらい
・ほかに気を取られてしまう環境である
など、課題や環境がそのコに合っておらず、犬が学習に至らないケースも少なくありません。犬は気質に合った方法で促せば学習できる動物だということを理解し、向き合ってあげるとよいでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
写真提供・取材協力/@WolfSableLeo926さん/X(旧Twitter)
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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