犬と暮らす
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飼い主のいない部屋で眠る柴犬の心理とは? “離れて暮らす家族”を思う行動を獣医師が解説
投稿者の飼い主さんに話を聞くと、写真は父から送られてきたものだそう。2024年に実家を離れて暮らし始めた飼い主さん。しばらくして、小豆ちゃんが飼い主さんの部屋を出入りするようになったそうです。
そんな様子を父が写真に収め、飼い主さんに送ってくれたのだといいます。
「見たときは愛しくてたまらなかったです。小豆は『あいつ最近いないな……』とでも思っているのでしょうか。私のことを思い出してくれるだけでも嬉しいです。
実家にはまめに帰っていますが、離れてからは毎日“なめるように”小豆の写真を眺めています」
「想像以上にたくさんの方に見ていただき、驚きました。同じような環境の方も多いようで、愛犬を想うきっかけになったのではと思います」
【獣医師解説】今は離れて暮らしている家族の部屋で眠る犬の心理
この行動からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。
「今回の小豆ちゃんは、飼い主さんの匂いが残る部屋で飼い主さんを感じて、恋しく思っていたのかもしれません。飼い主さんの匂いで安心した気持ちになれるのだと思います。
犬は、ずっと一緒に暮らしていた家族のことをしっかりと覚えていると思います。離れて暮らすようになった家族のことを思い、『いなくて寂しい』『不安』と感じている可能性は高いでしょう。
久しぶりに帰ってきてくれた家族に対しては『会えて嬉しい!』という気持ちを抱くでしょうし、喜びを行動で思いっきり示す犬もいると思います」
離れて暮らす小豆ちゃんへの思い
また、優しくて賢いコでもあり、飼い主さんが落ち込んでいたときには、元気づけるように「ぬいぐるみを押しつけてくることがよくあった」とのこと。
小豆ちゃんは普段から飼い主さん家族のことをよく見ていて、そっと寄り添ってくれるそうです。
写真提供・取材協力/@beans___64さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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