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【連載】犬にやさしく人にやさしい社会へ vol.3「フェリーさんふらわあ」

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愛犬といっしょにフェリーで船旅を!

フェリーさんふらわあ提供

愛犬といっしょに旅行するのは楽しいですよね。それが船の旅だったら……考えるだけでワクワクしませんか?今回は太陽のマークでおなじみのフェリー「さんふらわあ」を運航するフェリーさんふらわあの新たな挑戦を取材しました。愛犬との船旅は思ったより身近なものになっていました!

フェリーさんふらわあ提供

(↑今年5月に就航した新造船「さんふらわあ さつま」は大阪と志布志(鹿児島)間を約14~16時間で航行します。久世さんの愛犬レオくん(左)とホームズくん(右/どちらもオス・3才/チワワ)が船をバックに記念撮影)

(↑ご希望の方向けに、ご家族である愛犬のおなまえが入った記念乗船証の配布も10月1日より開始するそうです。※デザインは変更の可能性あり)

フェリーさんふらわあ提供

(↑「さんふらわあ さつま」には、愛犬がストレスをためないよう船外に屋根つきのドッグランや洗い場も設けられています)

犬好きの社長のアイデアから生まれたウィズペットルーム

写真/西山嘉治

(↑フェリーさんふらわあ旅客営業部営業企画室の久世達広さん(左)と髙木俊彦さん(右))(※)

 船体に描かれた大きな太陽がトレードマークの「さんふらわあ」は、日本の長距離フェリーの代名詞ともいえる存在です。 「1972年に名古屋〜高知〜鹿児島航路に就航した初代『さんふらわあ』は、豪華なレストランや展望ラウンジを備え、それまでのフェリーのイメージを一新、フェリーで楽しむ船旅という新しいジャンルを生み出しました」 と、フェリーさんふらわあの久世達広さん。

そんな「さんふらわあ」に、いま愛犬家たちの熱い視線が注がれています。視線の先は、ウィズペットルームと名づけられた、愛犬といっしょに過ごすことのできる個室です。「以前も、ペットを連れて乗船することはできましたが、ペットルームにケージごと預ける必要がありました。ウィズペットルームの登場で、本当の意味で、愛犬といっしょに船旅を楽しむことができるようになったと、多くの方に喜ばれています」

フェリーさんふらわあ提供
フェリーさんふらわあ提供

(↑上/「さんふらわあ さつま」にはペット区画が設けられ、出入りには専用のカードキーを用います。 下/すべての「さんふらわあ」に設けられたペットルームには、愛犬をケージごと預けることができます)

業界でも初となるウィズペットルームが登場したのは2007年のこと。社内では愛犬家としられ、現在17才になるミニチュア・ダックスフンドの飼い主でもある、フェリーさんふらわあの井垣篤司社長のアイデアだったそうです。
「当時は、ペットが苦手なお客様もおられると、社内でも反対する声が少なくなかったようですが、愛犬と離れ離れになりたい飼い主などいない、という確信を貫き、実現にこぎ着けたそうです」

新造船のウィズペットルームはすべてデラックスルーム仕様

フェリーさんふらわあ提供
フェリーさんふらわあ提供

(↑神戸-大分航路、大阪-志布志航路に設けられたウィズペットルームは、愛犬といっしょにのんびり船旅が楽しめると、愛犬家に大人気。「さんふらわあ さつま」のウィズペットルームはデラックスルーム仕様です)

こうして生まれたウィズペットルームですが、とくに宣伝もしなかったせいか、当初の利用者は多くなかったとのこと。しかし、口コミやペットイベントへの出展、他業界とのコラボ等により愛犬家に知られるようになるにつれ、少しずつ利用者は増えていったそう。 「今ではまとまった休みなどは真っ先に埋まってしまうほどの人気で、東京など遠方からのお客様も少なくありません」。

現在、フェリー「さんふらわあ」は、大阪〜別府、神戸〜大分、大阪〜志布志 (鹿児島) の3つの航路を運航しています。そして、ウィズペットルームが設けられているのは、神戸〜大分航路に加え、今年5月から新たに大阪〜志布志 (鹿児島) 航路に就航した新造船「さんふらわあ さつま」に設けられています。(グループ会社の商船三井フェリーが運航する大洗〜苫小牧航路にもウィズペットルームの設定があります) 。

「『さんふらわあ さつま』のウィズペットルームは全10室すべてデラックスルームとなっています。お客様の要望でもっとも多かったのが、デラックスルームに設定してほしいというものだったのです」と話すのは、同社の髙木俊彦さん。
また、専用のカードキーでないと入室できないペット区画や、愛犬がストレスをためないよう船外にドッグランを新たに設けるなど、より愛犬に寄り添った設計となっています。
9/15には「さんふらわあ さつま」 とほぼ同じ恰好の新造船「さんふらわあきりしま」 が、やはり大阪~志布志航路に就航を予定しているそうで、愛犬家にとってもうれしいニュースです。

犬にも人にもやさしい、専用アイテム

専用ペットカート

フェリーさんふらわあ提供

(↑港や船内(ペット区画)で利用できる専用のペットカートを用意。大型犬でも利用できるゆったりサイズです)

撥水仕様のじゅうたん

フェリーさんふらわあ提供

(↑ウィズペットルームの床には、通常のデラックスルームとは異なる、汚れに強い撥水仕様のじゅうたんを使用しています)

ペット用の備品

フェリーさんふらわあ提供

(↑ウィズペットルームには、ペット用のボウル、トイレシーツ、粘着クリーナーなどの備品が用意されています)

「大阪〜別府航路にも、近い将来ウィズペットルームをさらに進化させた新造船が就航するでしょう。そのときは、個人的な意見ですが、ペットといっしょに食事が楽しめるスペースなどがあってもおもしろいかも......」と久世さん。
犬にも人にもやさしい、バリアフリーならぬドッグフリーを推し進める「さんふらわあ」から、これからも目が離せません。

フェリーさんふらわあ(ペットをお連れのお客様へ)

「いぬのきもち」2018年8月号『16周年特別連載 犬にやさしく人にやさしい社会へ「フェリーさんふらわあ」』(取材・文・構成/鈴木和宏 写真/西山嘉治(※印)、フェリーさんふらわあ提供 

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