良かれと思って接しているのに、なぜか愛犬からの信頼を失ってしまう…というのはとても悲しいこと。犬に信頼されるのは「犬が安心できる環境を作る飼い主」「犬にわかりやすい指示を出す飼い主」といわれています。今回は、具体的なNG例をご紹介!当てはまるものはないか、チェックしてみましょう。
愛犬が不安なときに逆なでしてしまう
例えば、散歩中に愛犬の苦手な大きな車や、知らない犬と出会ったとします。愛犬は苦手なものに出会い、怖い気持ちでいっぱいです。そんなとき、飼い主も一緒に怖がっていたりすると、心のよりどころをなくした愛犬は、もっと怖いと思ってしまいます。
一緒に怖がるのではなく、怒ったりしている場合も同様です。例えば、愛犬が怖がって吠えているとき、吠えるのをやめさせようとして、大きな声で怒ったりしていませんか?愛犬が不安なときに、より恐怖心を煽るような行動をとると、愛犬からの信頼を失いやすくなります。
愛犬に対して気分で接してしまう
飼い主の気分次第で、愛犬への態度を変えることも、不信感につながるおそれがあります。例えば、飼い主に名前を呼ばれ、褒められるかと思って振り向いたら急に怒られたり、ケージから出してほしいと吠えたのに、飼い主の気まぐれで出してくれなかったり。まっすぐな愛犬に対して、曲がった行動は禁物です。誠実なわかりやすい態度で接してあげましょう。
信頼を回復するには
もし信頼を失ってしまっていると感じたら、まずは褒める回数を増やしましょう!フードを残さず食べた、オスワリをして静かに待っていられた、モッテコイ遊びがうまくできた、など何でも構いません。「飼い主と一緒にいると嬉しいことがある」と思わせることが、信頼回復への一歩となるでしょう。その上で、楽しく一緒に過ごす時間を増やせれば、より信頼関係が強まりますよ。
かけがえのないパートナーである愛犬からの信頼を失わないために、今回ご紹介した例をぜひ参考にしてみてください。今NGな行動を取ってしまっていても、たくさん褒めることで少しずつ信頼を回復できるといいですね!
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【専門家が解説】愛犬からの信頼ゼロに!? ありがちな飼い主さんのNG行動』(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
文/なかやまゆ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。