犬と暮らす
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【獣医療最前線】日本の暮らしの変化で増えた犬の病気があった
今回は犬の生活スタイルが変わったことで増えてきた“骨・関節”の病気について紹介します。
生活様式の変化で増加した骨と関節の病気
治療面でも専門の動物病院ができたり、リハビリテーション医療を導入するところも増えてきています。
注意したい骨・関節の病気:肩関節の疾患
病状がひどいと関節を金具で留めて歩けるようにします。
中・大型犬は肩関節に炎症を起こすことが多く、その結果、関節表面が割れたり、肩につながる筋肉の腱を痛めることがあります。
肩関節の疾患を起こしやすい犬種
注意したい骨・関節の病気:肘関節形成不全
そもそも犬の前足には体重の多くがかかるのに、後ろ足のひざのようなクッション機能がなく、ひじを痛めやすい傾向が。大型犬に多い病気ですが中型犬もなり、前足を引きずったり、前足を上げたりします。生後4カ月までに見つかれば進行を抑える手術をすることも。
成長期に過度な運動はNG!!
状態が悪くなってから動物病院を受診するケースも多いので、子犬期は専門医による関節チェックを受けると安心です。
参考/「いぬのきもち」2016年9月号『獣医師が今伝えたい犬の病気』(監修:アニマルクリニックこばやし院長 小林孝之先生)
症例写真提供/アニマルクリニックこばやし
文/\(m.h)/
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