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予防したい犬の病気【皮膚病】
予防したい犬の病気【皮膚病】
高温多湿になるこの時季は「皮膚病」にご注意を!
そうなると心配なのが、愛犬の「皮膚病」です。
高温多湿の環境下では、細菌やカビ、ノミ、草花といった犬の皮膚病のキッカケとなる生物の活動や成長が活発になります。
また、犬の皮膚は被毛でおおわれているため、蒸し暑い状況が続くと皮膚が蒸れやすくもなります。
もともと犬の皮膚は、人に比べて皮膚の表面の層が薄くてデリケート。
そこに先ほど挙げたこの時季特有の要因が重なって、皮膚の環境が崩れて「バリア機能」が低下し、皮膚病を招いてしまうのです。
菌が異常繁殖して皮膚病になることも
蒸れるなどの理由により、皮膚上の環境が崩れてバリア機能が低下し、前者はブドウ球菌が、後者はマラセチアというカビ(真菌)の一種が異常に増えて皮膚病を起こします。
どちらの「菌」も犬の皮膚上に普通に存在する菌ですが、皮膚のバランスが崩れていて、さらに高温多湿な環境だと、異常繁殖しやすくなるのです。
なお「菌」の異常繁殖は、皮膚病とは別の病気が引き金で起こることもあります。
アトピー性皮膚炎もこの時季は起きやすい
ノミの唾液にアレルギー反応を示すことで起き、背中や腰に症状が出やすい「ノミアレルギー性皮膚炎」や、皮脂の代謝異常が原因の「脂漏症(しろうしょう)」も、この時季はとくに注意しておきたい皮膚病です。
このような皮膚病で愛犬に辛い思いをさせないよう、正しいスキンケアを定期的に行って病気を予防したいですね。
ブラッシングやシャンプーといった日ごろのお手入れをするときに、皮膚に問題がないかチェックしてみましょう。
出典:「いぬのきもち」2017年6月号『データで解析!今月の予防したい犬の病気』
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