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犬にとっていらないしつけとは? 完璧でなくてよいしつけ一覧

愛犬と快適な生活を送るために必要不可欠なのが、しつけです。でも、じつは「いらないしつけ」もあるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、獣医師の藤本聖香先生に、完璧でなくてもいいしつけについて話を聞きました。

美しい「オスワリ」や「フセ」

柴のさんたくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「オスワリ」や「フセ」は、一時的に愛犬の動きを止めて安全を確保するための指示しつけです。

両足がそろっていなかったり、足が横に出ていたりするのが気になる飼い主さんもいるかもしれませんが、形にこだわる必要はありません。オスワリはお尻、フセはおなかが床についていて、一定時間キープできればOKです。

ただし犬の競技会の一部では、オスワリやフセの姿勢の美しさが問われるため、しつけが必要になることがあります。
また、ドッグダンスの基本として教える必要があることも。

ぴったりつけて歩かせる

チワワの快くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんの横にぴったりつけて歩かせることも、じつはいらないしつけです。愛犬と並んで歩くのは安全確保のためにも大切なしつけですが、くっつくほど横につける必要はありません。
愛犬が前を向いて歩いてもリードを引っ張らず、飼い主さんがコントロールできるのであれば、安全は守れます。

しかし交通量の多い場所を散歩する場合や、街中などにおでかけすることが多い場合は、横にぴったりついて歩くことを教えておいたほうが、アクシデントから身を守りやすくなるでしょう。

いっさい吠えさせない

柴の椿ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は吠える動物なので、いっさい吠えさせないようにしつけるのは難しいもの。ヒトとの共生のためにコントロールすることは必要ですが、興奮や喜びの吠えで、数分で収まるものなら止める必要はありません。

ただ、呼吸器や心臓に疾患のある犬の場合、吠え続けると症状が悪化するおそれがあります。病気の具合によっては、吠え続けさせないようなしつけが必要な場合もあります。

室内での排泄

MIXのラルちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
排泄を我慢する時間がなくなるため、室内で排泄ができるほうが愛犬がストレスを感じにくくなります。

ただ、毎日散歩に連れていけたり自宅前や庭などの外に出せたりできて、愛犬の健康に問題がない場合は、大きな問題にはなりにくいでしょう。
愛犬が毎日5時間以上の留守番をしたり、災害時などで飼い主さんが散歩に行けなくなる可能性がある場合は、膀胱炎などの防止のために教えておきましょう。
あれもこれもと、完璧にしつけをするのは大変なことです。必要性の低いものを見直して、本当に必要なしつけを無理なくしっかり教えていきましょう。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2025年5月号『“できない”をがんばるより“必要”に時間を使おう じつは!いらないしつけ』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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