犬と暮らす
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ごはんや散歩の時間になるとそわそわ! 犬は「時間」を理解している?
こうした犬の行動について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
散歩やごはんの時間に興奮! 犬は時間がわかるの?
「犬は時計が読めるわけではありません。人間でもそうですが、犬にも体内時計が備わっており、体内時計から1日の時間の感覚をつかんでいます。
たとえば、明るくなったら起きて、食事をしたら散歩をして、暗くなったらまた食事をする…といったような生活リズムが染み込んでいるんですね」
「そうですね。このような生活リズムを続けている犬は、この周期でお腹がすいて、ご飯がもらえて散歩に連れて行ってもらえるとわかっているので、嬉しくて興奮するのでしょう。
ちなみに、体内時計は日の光を浴びることで整いリセットされるので、毎朝カーテンを開けて犬を日光浴させることは重要なことです」
犬は飼い主さんの行動を先読みすることも!?
「犬は飼い主さんの行動パターンからも、次に起こりうることを判断しています。そうした犬の姿を見ると、『犬には時間という感覚があるんだ』と感じることもあるでしょう。
飼い主さんが夜ごはんの支度をし終わった後は、必ず愛犬の食事を準備する。『散歩に行こうか』などと必ず声をかけた後にリードを持つと、散歩に行ける。
こういった行動パターンがお決まりになっていると、犬は次に何が起こるかということを先読みして興奮したり、喜んだりするのです」
ごはんや散歩の時間を決めてしまうことで、犬にストレスも!?
「そうですね。ただ、毎日決まったパターンをしていると、たとえばごはんが決まった時間にもらえなかったり、散歩に行けなかった日などには、愛犬は『どうして食事がもらえないのだろう』『どうして散歩に連れて行ってくれないのだろう』といったストレスにつながります。
そのため、食事の時間やパターンはあえてランダムにして、愛犬に行動を先読みさせない工夫をすることで先読みを予防し、ストレスを感じにくくさせることができます」
生活サイクルがお決まりのパターンになって犬にストレスを与えないよう、飼い主さんは工夫をしてあげてくださいね!
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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