【調査】ナデナデをやめたとき“おかわり”を求める犬の行動｜獣医師解説

なでるのをやめたとき、愛犬から「もっとなでて！」と催促された経験はありませんか？今回は、ナデナデの“おかわり”を求める犬の行動に関するアンケート結果をご紹介。あわせて、犬の心理や接し方について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

愛犬はナデナデの“おかわり”を求めてきますか？

なでるのをやめたとき、愛犬は催促してくる？ — ※2025年5月実施「いぬのきもちアプリ」内アンケート調査（回答者数　85人）

今回の調査では、なでるのをやめたときの愛犬の反応について、愛犬が「もっとなでて」と催促することが「よくある」「ときどきある」を合わせて8割以上という結果に。大半の犬が、飼い主さんがなでるのをやめると、“おかわり”を求める傾向があるようです。

飼い主さんに聞く！うちのコの「もっとなでて」アピール方法

そこで、なでるのをやめたとき、愛犬が「もっとなでて」とアピールする際の様子を飼い主さんに聞いてみました。

前足や鼻でつっつく

「前足でツンツン」
「前足でチョイチョイとこちらの手を引き寄せます」
「手を、クイッと鼻で押してくる」
「なでていた手や腕を、鼻で持ち上げて自分の頭に持っていきます」

じっと見つめる

「あれ？という目で、ジーッと見てきます」
「きゅるるんとした瞳で見つめてくる」
「じっと目を見つめてしっぽをすごく振る」
「首をかしげて熱い視線で飼い主を見てくる」

ヘソ天をする

「ヘソ天でもっとなでろアピールします」
「ヘソ天して……前足を振る」
「仰向けに寝るのですが、体をクネクネさせてアピールしてきます」
「前足をチョイチョイしながらヘソ天してお腹を出します」

【獣医師解説】ナデナデの“おかわり”を求める犬の心理

あの手この手で飼い主さんにナデナデの“おかわり”を求める犬たち。この行動には、どのような犬の心理が関係しているのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

――飼い主さんがなでるのをやめたとき、ナデナデの“おかわり”を求める犬は少なくありませんが、このときの犬の心理について教えてください。

岡本先生：
「気持ちいいのでまだなでられていたいという気持ちや、甘えたい、構ってほしい気持ちがあったのだと思います」

【獣医師解説】ナデナデの“おかわり”を求められたときの接し方

――愛犬がナデナデの“おかわり”を求めてきたとき、どのように接してあげるのがよいでしょうか？

岡本先生：
「基本的に応えてあげられるときは応えてあげてよいかと思いますが、何度も犬のいうとおりに応えてしまうと、要求がエスカレートしてしまう可能性がありますので、飼い主さんのタイミングでやめることも大事ですよ」

飼い主さんがなでるのをやめたとき、犬はさまざまな手段でナデナデの“おかわり”をアピールしているようです。それぞれのアピール方法にも犬たちの個性が出ていて、とても興味深いですね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／寺井さとこ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年6月時点の情報です。

CATEGORY 犬と暮らす

2025/06/20 UP DATE