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生い立ちの違う2頭の保護犬と家族に。時間をかけて「よき相棒」になった今の姿

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犬と暮らすきっかけは、人によってさまざまだと思います。

笑顔のたぬちゃん、くまちゃん
(写真左から)たぬちゃん、くまちゃん
@tanutera

今回紹介するのは、Instagramユーザーの@tanuteraさん。生い立ちの違う2頭の保護犬、たぬちゃん(♀・現在推定6才)とくまちゃん(♀・現在推定4才)と出会い、日々向き合っているといいます。

いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、2頭との出会いや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。

たぬちゃんとの出会い

くつろぐたぬちゃん
@tanutera

たぬちゃんとの出会いは約5年前のこと。飼い主さんは、当時交際していた今のご主人と、同棲をきっかけに犬と暮らすことを決めたといいます。

以前から犬の保護活動などに関心があり、「犬を家族に迎えるときは保護犬を」と心に決めていたのだとか。

そして、里親募集サイトでたぬちゃんのことを見つけたとき、「このコしかいない!」と譲渡会へ足を運んだのでした。

笑顔を見せるたぬちゃん
鹿児島の保健所にいた頃のたぬちゃん。殺処分寸前だったところを、ある保護団体が保健所から引き出してくれたのだそう。
@tanutera

たぬちゃんは当時推定1才半〜2才。多頭飼育崩壊か、それとも野犬だったのか、たぬちゃんの詳しい生い立ちや保護の経緯はわからないのだそうです。


飼い主さん:
「たぬを一目見たとき、あまりの可愛さに胸を打たれたのと同時に、ガリガリの姿を見て『健康に、幸せにしてあげたい』と強く思いました。

そしてたぬを家族に迎えてすぐ、みんなで本当の家族になるため、私たちは入籍をしました。たぬがある意味キューピットですね」

臆病だったたぬちゃんに、徐々に変化が

笑顔のたぬちゃん
@tanutera

たぬちゃんを家族に迎えてまずわかったことは、とても臆病だということ。初めの頃はすべてに対しておびえていたといいます。


飼い主さん:
私たちの存在もそうですが、食器を洗っている音など、たぬは家の中のあらゆる物音などに敏感に反応しておびえていました。いつも部屋の隅で震えていて、家に来て3日くらいはごはんも食べてくれませんでした。

外に出れば歩く人、自転車、車、子ども…怖いものがありすぎてパニックになってしまい、まともにお散歩できる状態ではなかったですね」

寝転がるたぬちゃん
@tanutera

臆病だったたぬちゃんですが、とても順応性が高いコだったそう。家に来て1カ月もすると徐々に慣れてきて、人も犬も大好きなコになったそうです。

たぬちゃんがこのように心を開いてくれたのは、「ご近所さんや犬仲間たちの影響も大きい」と、飼い主さんは話します。

お散歩を楽しむたぬちゃん
たぬちゃんは、ちょっとおバカな愛されキャラなんだそう!
@tanutera

飼い主さん:
たぬを怖がらせないように、みんな少しずつ距離を縮めてくれたんです。たぬのことを可愛がってくれ、たぬの成長や変化を自分ごとのように喜んでくれたりしました。

たぬはみんなに会えるのが楽しみで、お散歩が大好きになりました。近所の方々には本当に感謝してます」

笑顔のたぬちゃん
たぬちゃんが何よりも優先するのは「食欲」! そんなところにも、飼い主さんは愛おしさを感じるそう。
@tanutera

今では怖いものが何もなくなったというたぬちゃん。人に可愛がられるのが大好きで、道ゆく人と目が合うと、ヒコーキ耳で駆け寄って愛想を振りまくのだそうです。

「たぬちゃんに相棒をつくってあげたい」 約3年後に、くまちゃんと出会うことに

家に迎えた頃のくまちゃん
宮崎県の60匹の多頭飼育崩壊現場から保護されたくまちゃん。室内はボロボロ、床は糞尿だらけの不衛生で過酷な環境で暮らしていたのだそう。
@tanutera

たぬちゃんと家族になって約3年が経過しようとする頃、飼い主さんご夫婦は「たぬに相棒をつくってあげたい」と思うようになったそうです。


飼い主さん:
「夫婦共働きで留守番が長くなってしまい、ふだんまったく吠えないたぬが、私たちが家を出て少しすると悲しい遠吠えをあげていたんです。留守番中も寂しそうな顔でずっと寝ているだけ…留守番カメラを設置して発覚しました。

たぬのお留守番の寂しさを紛らわせるにはどうしたらいいかとたくさん考え、たぬに相棒をつくってあげたいと思ったんです」

笑顔のたぬちゃん、くまちゃん
当時推定2才だったくまちゃんを見たとき、ご夫婦は運命を感じたそう。
@tanutera

たぬちゃんがいた保護団体に連絡をとり、たぬちゃんに合いそうなコを紹介してもらうことにした飼い主さんご夫婦。そして、たぬちゃんと似たような見た目とサイズ感だったくまちゃんと出会います。

譲渡会にはたぬちゃんも連れて行き、2頭の相性を確認し、トライアル期間を経てくまちゃんと正式に家族になったのでした。

くまちゃんは、控えめでおしとやかなタイプ

振り向くくまちゃん
@tanutera

「女のコという感じの控えめでおしとやか」な性格だというくまちゃん。何をするのにも慎重で、初めて食べるものは姉のたぬちゃんが食べて大丈夫だと確認してから、自分も食べるのだそう。

家の中では飼い主さんにくっついて歩いたりと、甘えん坊な一面もあるようです。

生活に慣れていくなかで、くまちゃんに「てんかん」の症状が

一緒に暮らしはじめて1カ月が経った頃のたぬちゃん、くまちゃん
くまちゃんが家族になって1カ月が経過した頃の様子。
@tanutera

たぬちゃんと同様、とても臆病だというくまちゃん。あらゆるものが怖くて、くまちゃんは毎日のようにパニックを起こしていたそう。

普通の生活が送れるように少しずつ慣れさせていき、克服できたものもあるけれど、まだまだ怖いものばかり。

そんなある日、くまちゃんに「てんかん」の症状が見られるようになったのだそうです。

見つめるくまちゃん
飼い主さん自身もてんかんについて勉強し、今は薬と食事療法で症状をコントロールしているそう。
@tanutera

飼い主さん:
「くまの場合は怖いものが多岐に渡り、さらに変化していっている傾向があるため、慣れさせようと頑張りすぎるとストレスがかかり、てんかん発作につながると担当の先生から指摘されました。

今では、くまになるべくストレスをかけないように配慮して生活するようにしています」

笑顔のくまちゃん
@tanutera

くまちゃんは順応するのに時間がかかり、試行錯誤の日々だそうですが、飼い主さんは「くまに楽しい日々を過ごしてもらうのが第一なので、ネガティブにならないように意識して頑張っています」と話していました。

程よい距離感を保つ2頭は、少しずつよき相棒に!

笑顔のたぬちゃん、くまちゃん
@tanutera

一緒に暮らし始めた頃は、たぬちゃんが新入りのくまちゃんにヤキモチを焼いてしまったりと、2頭の関係性はあまりいいものではなかったそう。

しかし、2頭は時間をかけてゆっくりと関係性を築いていき、今では「気づいたら2頭が寄り添って寝ている」という光景も見られるようになったようです。

くっついて眠るたぬちゃん、くまちゃん
@tanutera

飼い主さん:
「くまにとってたぬは、体育会系の怖い先輩。くまはたぬの顔色を伺ってから行動していますが、たぬがいないと不安そうにしたりと、なんだかんだ信頼しているようです。

たぬにとってのくまは、妹だけどライバルといったところでしょうか。基本的には同じリビングでもそれぞれの場所にいますが、最近はくまがおびえて震えていると、たぬが心配そうにそばにいく様子も見られます」

くつろぐたぬちゃん、くまちゃん
@tanutera

くまちゃんを家族に迎えてから、たぬちゃんが留守番中に悲しい声をあげることは一切なくなったのだそう。

2頭は程よい距離感を保ちながら、お互いに同じ空間にいるだけで安心できる存在になっているようです。

たぬちゃん・くまちゃんが幸せだと思ってくれるように

見つめるたぬちゃん、くまちゃん
@tanutera

最後に、飼い主さんはたぬちゃん、くまちゃんへの思いをこのように話します。


飼い主さん:
たぬくまが幸せだと思ってくれることが私たちにとって一番なので、たくさん遊んでたくさんお出かけをして、楽しい思い出をたくさんつくってあげたいです。

そして、くまの怖いものが少しでも減って、穏やかに過ごせる日々が続くように、自分たちにできることは精一杯やっていこうと思っています」

たぬちゃんとくまちゃんの姿は、ぜひ飼い主さんのInstagramでもご覧ください。

写真提供・取材協力/@tanuteraさん
取材・文/雨宮カイ

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