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ボランティア活動を通じて出会った野犬の子犬と家族に→約半年の月日の中で、嬉しい変化をたくさん見せていた!
犬を家族に迎え入れるきっかけは、人によってさまざまだと思います。
今回紹介するのは、Instagramユーザー@ranmaruu__さんの愛犬・嵐丸くん(♂・取材当時1才)。保護犬だった嵐丸くんと出会ったとき、飼い主さんは「このコを家族に迎えたい」と強く思ったといいます。
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、嵐丸くんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。
ボランティア活動を通じて、嵐丸くんと出会った
新型コロナウイルス感染症の影響で、通っている大学の授業がオンラインになったり、サークル活動ができなくなったという飼い主さん。時間に余裕ができて、「自分になにかできることはないか」とずっと考えていたのだそう。
そんなときに、ある保護犬団体が駅で募金活動をしている光景を目にしたといいます。
飼い主さん:
「当時その団体はお世話ボランティアを募集していたので、後日思い切って連絡をとってみたんです。そして、2020年12月からボランティア活動に加わり、そこで嵐丸と初めて出会いました」
2020年11月、野犬だった生後約3カ月の嵐丸くんは、香川県の山できょうだい犬とともに保護されたのだとか。
その後、飼い主さんが通っていた東京の保護犬団体が嵐丸くんたちを引き取り、新しい家族を探していたようです。
出会った頃の嵐丸くんは、飼い主さんが犬舎をのぞくと、いつも一番遠い隅っこに隠れるようにしながらおびえていたのだそう。
しかし、飼い主さんが犬舎の掃除やシャンプー、オムツ替えなどのお世話をしていくうちに、嵐丸くんに変化が見られることに。
飼い主さん:
「嵐丸は私に徐々に心を許してくれて、近寄ってきてくれるようになったんです。『犬を家族に迎え入れたい』と思っていたときに嵐丸と出会ったので、その気持ちがより一層強くなりました」
飼い主さん:
「元野犬ということもあり、最後まで家族以外の人にはなつかない可能性が高いことや、身体能力が高いので生活するうえで注意が必要なことなど、スタッフの方が丁寧に説明してくれて。
何度も家族会議を重ね、嵐丸と家族になることを決めたんです」
こうして飼い主さんご家族は、生後約半年の嵐丸くんを家族に迎え、初めての犬との生活をスタートさせました。
嵐丸くんは人にはまだ慣れていないけれど、犬たちとのコミュニケーションは上手

とても優しい性格だという嵐丸くん。家族に迎える前から「イタズラなどがスゴいのでは?」と飼い主さんは身構えていたそうですが、嵐丸くんの場合はペットシーツをぐちゃぐちゃにする程度で、そのほかの問題行動はまったくなかったのだとか。
また、人にはまだ慣れていないけれど、犬たちとのコミュニケーションはとても上手なのだそう。
自分より小さい犬を相手にするときは手加減をしていたり、自分より大きくて強い犬にはうまいタイミングで降参したりと、いつもみんなと上手に遊んでいるようです。
嵐丸くんに少しずつ変化が!

嵐丸くんの成長を日々見守っているご家族。迎えたばかりの頃の嵐丸くんは、人が起きている間はクレートの中に入ったままで、夜中や早朝にお部屋探検をしていたといいます。
しかし、飼い主さんの家での生活に少しずつ慣れていった今では、人がいるところでもおなかを出して白目をむいて寝ているのだとか。
飼い主さんはこうした嵐丸くんの変化を見て、「家族との距離がどんどん縮まり、家や家族が『安心できる場所』だと認識してくれたみたいで嬉しい」と話していました。
嵐丸くんと一緒に、いろんなことを経験していきたい

嵐丸くんを家族に迎えてから、嵐丸くん中心の生活に変わったと話す飼い主さん。
たとえば、ドッグラン付きのマンションに引っ越したり、犬情報をよくチェックしたり、自分の服よりも嵐丸くんのおもちゃやフードを購入したり。
嵐丸くんに「この家に来てよかった」と思ってもらえるように、嵐丸くんのことを一番に考えるようになったそうです。

飼い主さんに嵐丸くんへの思いを聞いてみると、このように話してくれました。
飼い主さん:
「嵐丸と一緒にいろんなことを経験したり、新しいことに挑戦していきたいです! コロナ禍ということもあり今は断念していますが、落ち着いたら嵐丸とさまざまな地を訪れたいです。
そしてまだ1才ですが、嵐丸と少しでも長く一緒にいることができるように、健康に気をつけながら過ごしていきたいですね」
飼い主さんご家族と出会い、笑顔あふれる毎日を過ごしている嵐丸くん。素敵な日常の様子は、ぜひInstagramでもご覧ください。
写真提供・取材協力/@ranmaruu__さん
取材・文/雨宮カイ
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