犬が好き
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家族に迎えた当初は“遠慮がち”だった保護犬が3年後、“堂々とベッドの真ん中で眠る姿”にほっこり!
当時のみつ子ちゃんは、6才になったばかり。飼い主さんは引き取った翌日に「みつ子ちゃん専用のベッド」をプレゼントし、初めてそのベッドで休んでくれた瞬間をカメラにおさめたといいます。
隅で小さく丸くなっていたみつ子ちゃんを見たときのことを、飼い主さんはこう振り返ります。
「みつ子は保護されるまで、長いあいだケージの狭い空間で過ごしていたようです。急に知らない家に連れて来られて不安だろうし、怖いだろうし、ベッドの使い方もわからないのか……と。
『悪い人じゃないからね』『大丈夫だからね』と声をかけながらも、あまりかまわないようにして、みつ子が自分から動いてくれるまで待っていようと思っていました」
保護犬だったみつ子ちゃんとの出会い
もともと多頭飼いへの憧れもあったという飼い主さん。前向きに考えようとしていたものの、あることがずっと引っかかっていたそうです。
「先住犬のぶんちゃんのために保護犬を引き取ってもいいのか悩みました。かかりつけの動物病院の先生に相談したところ、先生が『その保護犬は今よりは絶対幸せだよ』と言ってくれたんです。
その言葉で、私の頭のモヤモヤがスッキリとクリアになりました」
2頭の相性も良さそうで、飼い主さんはみつ子ちゃんを家族に迎えることを決意したのでした。
お迎えから3年が経過 たくさんの嬉しい変化が!
飼い主さんはみつ子ちゃんのくつろぎっぷりに驚くと同時に、「図々しいワンコに育ったもんだ」と笑ってしまったそうです。
「保護されてすぐのころは、頭を触ろうとすると“キャン”と鳴いて怯えることもありました。長いあいだ狭い場所で寝ていたせいなのか、横になっても首を直角にして端っこで丸まっていることが多かったです。
少しずつ新しい生活に慣れ、ハーネスやリードの練習を重ねてお散歩にも行けるようになり、今ではのびのびと過ごせるようになりました。
6才から1年かけて“オスワリ”と“オテ”ができるようになったのも、嬉しい成長のひとつです。以前は自分の気持ちを表に出すことができなかったみつ子ですが、今では『おなかなでて』と前足でチョイチョイとアピールもできるようになりました」
飼い主さんは「3年近く経ってもみつ子の成長を日々感じており、可愛くてたまらないです」と話しています。
みつ子ちゃんとの出会いを振り返って思うこと
ときどき「我が家に来てよかった?」「みっちゃん今幸せ?」と不安に思うこともあるそうですが、みつ子ちゃんがリラックスした様子などを見せてくれると少し安心し、自信を持てるのだそうです。
「私にとっては、みつ子たちは『私より大切にしなくちゃいけないもの』です。2頭と出会えたことで、私は一生分の幸せをもらっていると思っています。
ぶんたはまだ4才なので、順番的にはみつ子が先に老いていきます。9才になった現在は白い毛が増え、寝ている時間も長くなっていますが、最期の最期にみつ子に『幸せだったな』と思ってもらえるように、これからも寄り添っていきたいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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