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「犬によって肉球のニオイが違う理由」食べ物や住環境が影響する?
犬によってニオイが違う理由
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「肉球も体の一部なので、個々の体臭が違うようにニオイが異なります。
犬の体のニオイは、犬自身の分泌物と周辺の環境のニオイによって変わります。また、食べるものでも体臭が変わるので、ふだん食べるものが違えば肉球のニオにも違いが出てくるでしょう。シャンプーや住居で使用するニオイのあるものも体につきますので、それらもニオイのもとになります」
――単純に体臭が違うだけではなく、住環境から付着するニオイもあるのですね。
甘い・臭いニオイがする原因
① ホットケーキやはちみつのような甘いニオイ
「ホットケーキやはちみつのような甘いニオイは、犬のいたずらによってついたものか、肉球につけたクリームなどのニオイでしょう。これが通常のニオイという場合もあります」
② 獣臭やほこりっぽい臭いニオイ
「獣臭やほこりっぽい臭いニオイがするのは、家の中のニオイが原因かもしれません。また、これが通常のニオイという場合もあります」
③ 漂白剤やお日さまのような、不思議なニオイ
「漂白剤やお日さまのような不思議なニオイがする場合も、犬がいたずらしたか、家のニオイがついているのでしょう」
④ 無臭
「無臭という場合もありますが、これも普通のことです」
獣医師:
「その年齢によって、食べるものや体の分泌物の性質が変わりますので、成長とともに肉球のニオイも変わってくるでしょう」
――なるほど。ふだん感じている肉球のニオイは、いましか嗅げないニオイなのですね。
肉球について気を付けること
獣医師:
「ニオイだけで、おかしいと判断できるものはないと思います。ニオイを嗅がなくても、見た目で汚れていたら綺麗にしてあげ、腫れていたら動物病院に連れて行きましょう。足の裏にある肉球は、いろいろなものが直につく場所ですから、何かが付着したあとで舐めてしまう可能性も出てきます。家の中も綺麗に保ち、犬に危険がないようにしましょう」
――肉球のニオイ自体が危険信号になることはないけれど、危ないものが付着して口に入ることもあるのですね。
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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