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「バイトをかけもち、物件探しに奔走……」困難を乗り越え保護犬に会えるカフェを開業

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保護犬と新しい飼い主さんの出会いの場を提供する「温もりカフェ」を東京都墨田区にオープンした鳥海亜里沙さん。その取り組みを紹介します。

1回目の記事|「少しでも犬を助けることにつなげたい」保護犬のためのカフェを開業した女性、その想いを聞いた

バイトをかけもちさまざま資格を取得……開業までの苦難

「温もりカフェ」の保護犬をトリミングに連れて行くときは、自転車に接続したサイクルトレーラーに乗せていきます

鳥海さんは、自身の希望が集約された“保護犬とふれあえるカフェ”の設立を目指して邁進することに。
しかしながら開業までにはいくつものハードルを乗り越えなければなりませんでした。

「まず、開業資金を貯めるためにバイトをかけもちしました。起業するには人脈も必要なので、異業種交流会に積極的に参加することに。寝る時間もほとんどない毎日で、当時はレオンのお留守番の時間も長くなってしまい、レオンには『今だけだから、本当にゴメンね』って泣きながら話したことも」と鳥海さんは当時の苦労を振り返ります。

また、オープンするには取得しないといけない資格も多くあり、鳥海さんは、「第一種動物取扱業」「食品衛生責任者」など複数の資格を取得しました。

カフェの物件探しでも高いハードルが!

取材当日にいたチワワの保護犬2頭。とても仲のいい2頭はいっしょの家で暮らしていましたが、飼い主さんの事情でカフェに直接持ちこまれたそう

「開業資金については、私がバイトをして貯めたお金だけでは到底足りなかったので、支援をしてくれる方、融資をしてくれる金融機関をいっしょに探してくれる方などを募りました。やっと支援者も集まり、次は物件探し!となったのですが、ここからがまた苦労の連続で……」

東京都内で、犬を入れても可という飲食店の物件には皆無に等しく、また当時25才だった鳥海さんに「若い女性が家賃を払えるの?」と断ってくる不動産会社も多くあったそう。

「何度もくじけそうになりましたが、レオンがそばにいて励ましてくれたから頑張れました。あきらめずに物件を100軒近く探してみた結果、ようやく元トリミングサロンだった物件に巡り合うことができたんです。照明や犬の足にやさしい床材も備わっていて、少しの改装で開店できることになったんです」

はじめてカフェに迎えた元繁殖犬

カフェで迎えた保護犬第1号のロペくん。レスキューされたときは悲惨な状況でしたが、マイペースの甘えん坊に

カフェの土台が整い、鳥海さんは迎える保護犬を探すことに。そんな折、知人からトリミングサロンが中心となって設立したボランティア団体『フォスターサロン・ジャパン』と、犬の保護活動を行っているトリミングサロン『WANBO』を紹介してもらいました。

「WANBOのオーナーの猪野さんと、フォスターサロン・ジャパンの飛彈さんには、今も親身にサポートしていただいています。『温もりカフェ』第1号の保護犬はWANBOから来たポメラニアンのロペでした。ロペは元繁殖犬で劣悪な環境からレスキューされたんです」

ロペくんは吠え防止のため声帯が切られ、白内障も患っていましたが、鳥海さんのきめ細やかなケアで元気になり、温かい家族に譲渡されました。


次回は、「温もりカフェ」のこだわりや、鳥海さんの今後の目標についてご紹介します。

※各情報は、2021年8月2日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2021年10月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・文/袴 もな
撮影/尾崎たまき

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