犬が好き
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しつけに役立つ、犬好き・犬嫌いな人の見極め方|連載・西川文二の「犬ってホントは」vol.118
世の中の、犬好きと犬嫌いの割合は、どのくらいだと思いますか? これを知っておくことは、犬を育てるうえで非常に役に立つのだそう。犬好きな人と嫌いな人の見極め方も教えます(編集部)。
前回に引き続き、数字で始まる当コラム。
昭和11年に起きたあの有名な226(ニーニーロク)事件とは無関係。
コレ、犬に関係する数字なのです。
何言ってんの? どういうこと? って、まぁ続きをお読みください。
さて、他人に慣れていない犬は、番犬となります。
番犬を望むなら別ですがそうでないのなら、来客にストレスを感じない、来客にかわいがられたい……そうした犬に育てたいのなら、他人に慣らす社会化は欠かせません。
また、番犬云々は別に、旅行にもお出かけにも連れて行き、楽しい時間を共有したいとお考えなら、これまた他人に慣らす社会化は欠かせません。
人間社会は人間だらけです。当然出かけた先には他人がいます。他人に慣れていないということは、飼い主は楽しめても、犬は旅行もお出かけも楽しめないことを意味します。
来訪者には必ず、外でも頼める相手には
いいことが起きる状況を、犬のみならず動物は受け入れる。好きになる。
逆に嫌なことが起きた状況を避けるようになる、苦手になる。
友人だろうと、宅配便の配達員だろうと、家に来る人は、というよりも、あえていろんな人を家に来てもらってフードを与えてもらう。
外では、頼めそうな相手には頼んで、フードをあげてもらう。
ここで問題は、頼めそうな相手とは、どんな相手かということ。
「人に対する慣らしをしているので、フードを与えてくれますか」
そう相手に頼むのですが、断られるかもしれない。
断られると心が折れることもある。
喜んで受け入れるかどうかは、相手が犬好きかどうかということ。
犬好きを見極められれば、断られるリスクはなくなるわけです。
226の意味するところ
犬連れでいると、犬を見て一瞬にして顔をほころばせる人たちがいる。その人たち間違いのなく犬好き。どのくらいいるかというと、割合でいうと全体の2割。フードを与えてと頼めば、待ってましたとばかりに頼みを聞いてくれる。
逆にあからさまに眉をひそめる人。近づくなよ、というオーラが出ている人。いうまでもなく、こういう人たちは犬嫌い。2割程度いる。
残りの6割はというと、嫌いではないがよっぽど暇でない限り、断られる可能性大。
もうお分かりですね。226とは2対2対6、犬好き、犬嫌い、それ以外の人たちの比率です。
で、頼む相手は犬好きの2割の人たち。6割の人たちは、頼んでも断られる、こちらの心が折れる、そういった可能性があるのであえて頼まない、ということです。
社会化期限定で
というよりも、続けない方がいい。
家庭犬として将来望ましい姿は、他人がそばにいても無視ができ、飼い主に自発的なアイコンタクトを向けられることです。
社会化期の人慣らしが十分にできていれば、それ以上の人慣らしは必要なく、それ以上継続していると他人に過剰に興奮するようにしてしまうリスクが大きくなる。
社会化期の人慣らしが十分にできていれば、それ以上フードを与えてもらうことはやめ、以降は他人を無視するトレーニングを積み重ねる。これがイメージしている犬に育て上げる秘訣です。
もちろん、社会化期が終焉を迎えても、他人に対する慣れが十分でない(警戒を示す)場合は、フードを与えてもらうなどの人慣らしは継続すべきです。
最後に、フードを与えてもらう際の注意点を述べたいところなのですが、またまた大人の事情で(文字数の関係で)その話は繰り越すということで……。
ではまた次回。
西川文二氏 プロフィール
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