犬が好き
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ボランティア活動を通じて出会った野犬の子犬 家族になって1年が経過、嬉しい成長をたくさん見せていた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、嵐丸くんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2021年9月/2022年3月に取材)お話を聞きました。
ボランティア活動を通じて、嵐丸くんと出会った
そんなときに、ある保護犬団体が駅で募金活動をしている光景を目にしたといいます。
「当時、その団体はお世話ボランティアを募集していたので、後日思い切って連絡をとってみたんです。そして、2020年12月からボランティア活動に加わり、そこで嵐丸と初めて出会いました」
しかし、飼い主さんが犬舎の掃除やシャンプー、オムツ替えなどのお世話をしていくうちに、嵐丸くんに変化が見られることに。
「嵐丸は私に徐々に心を許してくれて、近寄ってきてくれるようになったんです。『犬を家族に迎え入れたい』と思っていたときに嵐丸と出会ったので、その気持ちがより一層強くなりました」
「元野犬ということもあり、最後まで家族以外の人にはなつかない可能性が高いことや、身体能力が高いので生活するうえで注意が必要なことなど、スタッフの方が丁寧に説明してくれて。何度も家族会議を重ね、嵐丸と家族になることを決めたんです」
嵐丸くんは人にはまだ慣れていないけれど、犬たちとのコミュニケーションは上手

自分より小さい犬を相手にするときは手加減をしていたり、自分より大きくて強い犬にはうまいタイミングで降参したりと、いつもみんなと上手に遊んでいるようです。
嵐丸くんに少しずつ変化が!

ですが、飼い主さんの家での生活に少しずつ慣れていった今では、人がいるところでもおなかを出して白目をむいて寝ているのだとか。
嵐丸くんと一緒に、さまざまなことを経験していきたい

たとえば、ドッグラン付きのマンションに引っ越したり、犬情報をよくチェックしたり、自分の服よりも嵐丸くんのおもちゃやフードを購入したり。嵐丸くんに「この家に来てよかった」と思ってもらえるように、嵐丸くんのことを一番に考えるようになったそうです。
【嵐丸くんのその後に迫る】前回の取材後、どのような日常を送っているのかを聞いた!
「嵐丸の表情がとても豊かになってきました。一緒に暮らしていると、表情を見れば嵐丸の気持ちがわかるようになり、以前よりもコミュニケーションがとれているように感じます。よく観察すると、その時々で表情がまったく違うので見ていておもしろいですね」
家族が増えていた!

「嵐丸と鈴蘭は血はつながっていませんが、生後3カ月くらいのときに一緒にいたところを保護されたので、幼馴染のような関係です。賢くてしっかりしており、周りに気を遣える優しい鈴蘭は、保護犬シェルターでもリーダー的存在でした。
保護犬シェルターに1年以上在籍して新しい家族を待っていたのですが、ご縁があって我が家に迎え入れることになったんです」

「ドッグランへ行っても、ふたりで遊んでいることが多いくらい仲良しです。どちらかがほかのお友だちと遊んでいると邪魔をして、最後にはふたりで遊んでいます(笑)
また、鈴蘭のほうが嵐丸よりも人に慣れているので、嵐丸は鈴蘭の後ろについてニオイを嗅がせてもらいながら、なでてもらったりしています。そんな姿を見ると、鈴蘭がお姉さんのように見えてきますね」
2頭と過ごす一瞬一瞬が、かけがえのない思い出に
「本当に幸せです。家に帰ると満面の笑みで『おかえり』と出迎えてくれます。何か辛いことがあっても、ふたりを見ると心をリセットすることができて、とても癒されます。
ふたりがいなかったときの休日の過ごし方を思い出せないくらい、犬中心の暮らしをしていますが、決して無理をしているわけではなく、一緒に楽しませてもらっています。
ドッグランでお友だちと遊んでいる姿、お家で寝ている姿、おやつがほしくておねだりしている姿…など、一瞬一瞬がかけがえのない思い出です。これからもみんなで幸せに過ごしていきたいです」
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