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不安そうな顔で震えていた元保護犬の子犬、家に迎えて半年後には 家族に心を許した様子に感動!

不安そうにしていた犬が、今では…。
保健所にいた頃のコハクちゃん
保健所にいた頃のコハクちゃん。
今回紹介するのは、Twitterユーザー@amber589kohaさんの愛犬・コハクちゃん(取材当時、推定1才5カ月)。コハクちゃんは、元野犬でした。

こちらの写真は保健所にいた頃のコハクちゃんの様子で、撮影当時は生後推定2カ月だったそうです。コハクちゃんは、隅のほうで丸くなって不安そうな表情をしており、怯えている様子が伝わります。

そんなコハクちゃんは、ご縁があって飼い主さんの家に迎えられました。一緒に暮らすようになって半年ほどが経過した頃には…

飼い主さんの家に迎えられて、笑顔に

可愛い笑顔を見せるコハクちゃん
推定生後8カ月のコハクちゃん
やわらかく、可愛らしい笑顔を見せてくれるまでになりました。コハクちゃんはきっと、飼い主さんの家が安心できる居場所だと感じているのでしょう。飼い主さんの愛情をたくさん感じながら育っていることが、写真から伝わってきます。

体もすっかりと大きくなっていて、健やかに成長しているコハクちゃん。微笑ましい成長の様子にグッときますね!
リラックスするコハクちゃん
推定1才1カ月のコハクちゃん。飼い主さんのそばにピタッ♡
コハクちゃんの成長ビフォーアフターをTwitterに投稿していた飼い主さん。写真を比較してみて、どのようなことを感じているのでしょうか。
飼い主さん:
「ガタガタブルブル震えていた子犬のコハクが家族に心を許し、リラックスして甘えてくれるようになって、本当に嬉しく思います。

最初の頃は、なにもないときにも急に震えたり隠れたりしていたので、おなかを出して寝ている姿が見られてほっと力が抜ける気持ちです」
飼い主さん家族の一員となったコハクちゃんですが、どのようにして出会ったのでしょうか。いぬのきもちWEB MAGAZINEは、出会いのエピソードを飼い主さんに聞きました。

コハクちゃんとの出会い

家に迎えた日のコハクちゃん
家に迎えた日のコハクちゃん
まだ学生だった頃に、飼い主さんは犬と暮らしていた時期がありました。その先代犬を亡くして10年が経ち、「また犬と暮らしたい」という気持ちを抱くようになっていたものの、家に猫がいることや仕事の状況から、飼い始めるタイミングをうかがっていたのだとか。

飼い主さんはときどき保護犬のサイトを覗いては、里親の決まらないコの行末が気になって、胸を痛めていたそう。そんなときに、保健所にいたコハクちゃんの写真が目に入ったといいます。

「コハクの不安で悲しそうな目や顔を見たら、『どうしてもこのコを引き取りたい』と思ってしまった」と話す飼い主さん。家族の協力が得られることを確認し、飼い主さんはコハクちゃんを家に迎える決意をしたのでした。

怯えていたコハクちゃんは、少しずつ心を開いてくれるように

くつろぐコハクちゃん
家族になって1カ月が経過した頃のコハクちゃん。この頃は、毛が真っ黒だったそう!
元野犬で、警戒心が強かったというコハクちゃん。家に迎えたばかりの頃は、目を合わせるだけでも震えて怖がっていたそうです。また、外が怖いのか、コハクちゃんは家の外に出るのを極端に嫌がったのだとか。

飼い主さんにとって、自分が主体となって子犬から育てていくことは今回が初めての経験。震えて怖がるコにはどう慣れてもらえるのか、どうやったら薬をうまく飲ませられるのか、うんちやオシッコの量や色などは問題がないか——全部が手探りで、不安なことだらけだったそうです。

「毎日、コハクが寝ていてもちゃんと息をしているのか、いつも気にしていました」と、当時を振り返ります。
可愛らしい笑顔を見せるコハクちゃん
飼い主さんはコハクちゃんと向き合いながら、「できないことは無理をせず、このコに任せよう」と、コハクちゃんのペースを大事にするように心がけていたそう。すると、コハクちゃんに少しずつ変化が見られるようになりました。
飼い主さん:
「お迎え当初のコハクは私たちと目を合わせるだけでも怖がっていたので、できるだけ意識をせず、『ただ同じ部屋にいる』という状態を続けていました。

しばらくそんなことを続けていると、初めてコハクが自分から近寄ってきて私に身を預け、寄りかかって座ってくれたことがあったんです。少し心を開いてくれたと感じて嬉しい気持ちでいっぱいでしたが、コハクを驚かさないように静かに泣いたことを覚えています」
芝生の上でまったりするコハクちゃん
飼い主さんに少しずつ心を開いていったコハクちゃん。一緒に暮らしていくなかで、ほかにもコハクちゃんに嬉しい変化が見られたといいます。
飼い主さん:
「コハクは外を怖がっていたので、病院に連れて行くとき以外は無理に外に出すことはせず、家の周りの壁沿いを慎重に歩いてまわってみたり、抱っこして日向ぼっこしたり、外のニオイを嗅いだりして過ごしました。

すると、昨年のお正月にコハクは初めて自分から敷地の外へ踏み出して、数10m歩いたんです。頑張ったコハクの姿を見て、とても感動しました」
それからはコハクちゃんのペースでゆっくりと外に慣れていき、今では車でお出かけして公園にいくのが大好きになったそうです。
お散歩を楽しむコハクちゃん
コハクちゃんの様子を見ると、「言葉をよく理解している」と感じることがあるそう。「かわいい」「おやつ」「ごはん」「車」「(お散歩)行く?」には、敏感に反応するのだとか!
また、怖がりではあるものの、好奇心が強くて犬が大好きだというコハクちゃん。自分からほかの犬に挨拶をするのはまだ勇気がいるようですが、ドッグランなどではほかの犬を遊びに誘うかのような姿を見せることがあるのだとか。

うまく誘えなくても諦めずに、何度もチャレンジするコハクちゃんの姿を見ると、飼い主さんは「微笑ましくて泣けてくる」といいます。
甘えるコハクちゃん
飼い主さんのお母さんに甘えるコハクちゃん。家族にも慣れたコハクちゃんは、今では家族のことが大好きに!
たくさんの時間をともに過ごし、飼い主さんご家族にすっかり心を許したコハクちゃん。

甘えん坊なコだそうで、飼い主さんがほかの犬をなでようとするとヤキモチを焼いてしまい、どこにいても飛んでくる姿を見せるといいます。それほど、コハクちゃんは飼い主さんのことが大好きなようです。

「コハクがうちに来てから、毎日本当に幸せ」

嬉しそうなコハクちゃん
コハクちゃんと家族になり、1年と少しが経過しました。飼い主さんは出会いから現在までを振り返り、今どのようなことを思うのでしょうか。
飼い主さん:
「コハクがうちに来てから、毎日本当に幸せです。コハクが楽しく毎日を過ごせるように、日々工夫して努力していこうと強く思います。これからも全力で幸せにしてあげたいです」
くつろぐコハクちゃん
飼い主さん:
「また、こんなに幸せをくれる存在が、今もどこかで新しい家族を待っているかと思うと、心が痛みます。1頭でも多くの犬が不安なく幸せに生きてほしいと、心から願っています」
写真提供・取材協力/@amber589kohaさん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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