犬が好き
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緊張と不安が入り混じった表情をしていた3才の保護犬 10年の月日が経った「現在の姿」にグッとくる
飼い主さんによると、めりちゃんは保護犬でした。迎え入れたときの年齢は推定3才。新しい環境で緊張しているのか、不安そうな表情をしている様子が印象的です。
めりちゃんを家族に迎えたとき、飼い主さんはどのような気持ちだったのでしょうか。
「この写真は、預かりボランティアさんの家から我が家にやってきて、ボランティアさんが帰ったあとに撮影したものです。
めりちゃんは、やっと慣れた預かりさんの家から新しい家に来て、緊張と不安が入り混じった表情をしていました。新しい家族である私たちを信じていいのかどうか、心の中で葛藤していたのではないかと思います。
そんなめりちゃんを見て、『幸せにする』と心に誓ったことを覚えています」
現在のめりちゃんは
めりちゃんの表情からは、飼い主さんご家族のことを信頼し、幸せに暮らしていることが伝わってきます。お迎え当初の様子と比べると、めりちゃんの変化にグッときますね。
めりちゃんとの出会い
しかし、愛犬は飼い主さんに犬と暮らす喜びを教えてくれました。家族で「また犬を迎えたい」と考えるようになっていたときに、お母さんが「保護犬を迎え入れるのはどうだろう」と提案してくれたのだそうです。
「その当時、私は保護犬の存在を知りませんでした。そこで近隣にある保護犬団体を探して、保護犬のことやどんなコたちがいるのかを調べました。そして、めりちゃんをがいる保護団体さんを見つけたんです」
実際にめりちゃんと暮らすかどうかのトライアル期間を経て、ご家族みんなの意見が「我が家で迎えたい」と一致。正式にお迎えすることになったのでした。
少しずつ心を開くめりちゃんの姿に感動
飼い主さんご家族はそんなめりちゃんのことをそばで見守り、毎日たくさんの愛情を注ぎました。すると、少しずつめりちゃんに変化が見られるようになったのだとか。
「めりちゃんは少しずつ家での生活に慣れてくれて、私たちに心を開いてくれるようになりました。ソファや食卓の下でスヤスヤ眠ったり、ゴロゴロ過ごしたりするようになり、『大きな変化だなぁ』と嬉しく思ったことを覚えています」
「我が家に来て4年ほど経つと、めりちゃんは『オカワリ』ができるようになり、9年目でプレイバウを始め、10年目に突如『腹なで』を求めてくれるようになったんです。
新たな一面を見せてくれるめりちゃんのことが、可愛くてしかたないです」
めりちゃんの優しさに助けられていることが多い
飼い主さんの声のトーンや表情などを見て、元気になるまで献身的に寄り添ってくれるといい、飼い主さんはめりちゃんの優しさに助けられていることが多いといいます。
「私は大学生の頃に病気で休学をしていたんです。めりちゃんはそんな私にいつも寄り添ってくれて、私の心の支えになっていました。
大学生のときに我が家に来てくれためりちゃんの存在なしには、大学を卒業できなかったと思っていますし、いまの私はないと思っています」
シニア期に入っているめりちゃんへの思い
おいしそうにごはんやおやつを食べていたり、安心してスヤスヤと眠っていたり。一緒にお散歩に行って楽しんでいたり、ブラッシング中に気持ち良さそうにしていたり。
めりちゃんのそのような姿を見るたびに、「この家に来てよかったなぁと思ってくれていたら嬉しい」と思うそうです。
「成犬になってから我が家に来てくれたのでパピー期を知ることはできませんが、『こんな感じだっただろうなぁ』と想像したりして悶えています。
めりちゃんはシニア期に入っています。若い頃にできたことができなくなったとしても、私たち家族でカバーするから、どんな老いの症状が出ても、どうかのびのびと安心してめりちゃんらしく過ごしてほしいです。
これからもめりちゃんにたくさんの愛を注いで、共に歩んでいきたいと思っています」
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