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エンジン音で飼い主さんの車を聞き分けられる!?犬の「五感」のスゴイこと7つ

見つめる柴犬
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
愛犬と暮らす日々のなかで、「うちのコ、天才!」と思うような瞬間ってありませんか? 運動神経や五感の鋭さ、共感する力など、犬の能力はじつにさまざまなんです。

今回は、犬の「五感」にフォーカスを当てて、彼らのスゴイところを見ていきましょう!

【視覚】動くものなら、遠く離れていても即反応!

犬の視力はあまりよくありませんが、動体視力は人よりすぐれていて、遠くのものでも動いているものなら、ただちに反応します。

野生時代の犬は、広い平原を走る遠くの獲物を見て追っていたので、止まっている近くのものより遠くで動くものを認識する力が培われたのでしょう。

【視覚】暗い場所でもよく見える!

犬の目の網膜には特殊な反射板があり、ほんのわずかな光でも感知。また、目に入ってきたかすかな光を強められる細胞が多く、暗い場所でもよく見えます。

野生のころ、夜でも狩りをしたり移動したりしていたことで培われた能力なのです。

【聴覚】耳で聞いた音源の場所を突き止める!

散歩するキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
犬の耳は17本もの筋肉でできていて、非常にすぐれた集音機能をもっています。耳を自由に動かすこともでき、集音と同時にどこに獲物がいるかを測るため、音源の方向を見つける能力も長けています。

音源の探知機能はきわめて誤差が小さく、その正確さは人の2倍とも!

【聴覚】エンジン音で飼い主さんの車の音を聞き分けられる!?

犬の耳は、半音の1/4の音程の変化を聞き分けられるほど高機能! 野生時代は、獲物の群れの足音のなかからケガをしている動物の足音を聞き分けて、効率的に狩りをしていたともいわれています。

【聴覚】超音波もキャッチする!

見つめるポメラニアン
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
人が聞こえる音の上限は約2万ヘルツですが、犬はそれよりはるかに高い約3万8000ヘルツの音域(超音波)まで聞くことができます。

飼い主さんが家からかなり離れているときに帰宅が察知できる犬がいるのは、遠くの小さい音を聞く能力のほか、足音から発せられる超音波を犬が聞き取っているからともいわれています。

【嗅覚】ニオイで病気のわかる犬がいる

人は、がんなどの病気や体調不良があると、呼気や尿に微細なニオイの変化が出るといわれます。犬には、そのニオイの変化をかぎ分けられる嗅覚があるのです。

日本でも病気の有無を人に教えるため、ニオイの変化に反応するようトレーニングされた犬がいます。

がん探知犬のエスパーちゃん(ラブラドール・レトリーバー/メス)は、トレーニングの結果、100%に近い確率で吐いた息でがん患者を当てられるようになったそう!

【嗅覚】脂肪のニオイを感じる嗅覚は、人の1億倍!

野生時代、ニオイを頼りに獲物を見つけて狩りをしていた名残で、脂肪のニオイを感知する嗅覚は、なんと人の1億倍とも!

ちなみに、花のニオイに関しては人の100万倍。それでも充分スゴイのですが、脂肪と花でここまで違うのもおもしろいですよね。

気になる疑問:鼻がいい犬にとって、人が普通にわかるニオイはきつすぎるのでは?

犬はわずかなニオイでも感知しますが、いつの間にか嗅覚が麻痺して気にならなくなるのは、人と同じ。

犬はこしょうや酢などの刺激臭や柑橘類のニオイが苦手ですが、それ以外はニオイに適応できるので、とくに気にしなくても問題ないでしょう。

見つめるジャック・ラッセル・テリア
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
犬は野生時代に狩りをして生きてきたため、狩りに必要な五感の鋭さや身体能力がとてもすぐれています。

人は犬たちをすぐれた助手としてこれらの能力を借りて、ともに暮らすようになりました。鋭い五感で知り得た情報を人に伝えてくれるのが、犬のスゴイところ!

犬たちの助けによって、人は発展することができたともいえるのです。

参考/「いぬのきもち」2016年4月号『驚きの能力を徹底解剖! 犬ってやっぱりココがスゴイ!!』
(監修:哺乳類学者、日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/Honoka
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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