犬が好き
UP DATE
「ドアの前を封鎖して家族が入るのを邪魔する」犬 行動の心理を獣医師に聞いてみた
ドルくんと家族のやり取りが面白いこちらの投稿に、Instagramユーザーからは「うちも同じことをされています(笑)」「何度見ても笑っちゃう」「通行料がいるのね」などの声が集まっています。
そんな愛嬌たっぷりなドルくんについて、いぬのきもちWEB MAGAZINEは詳しいお話を聞きました。
この出来事について、詳しく聞いてみた!
飼い主さん:
「旦那さんがトイレに行くためリビングから退出した途端、ヨシヨシという感じでドアの前を封鎖しました。旦那さんのことが大好きで、追いかけようとしたんだと思います。毎回封鎖するのでいつもなら呼んでどかすのですが、呼ばなかったらどうなるんだろうと思い、黙って様子を見ていました」
家族がドアを開けようとしていますが、ドルくんが足で押し返しているように見えますね。飼い主さんによると、ドルくんはきっと家族のことが大好きすぎて、かまってほしかったのではないかとのことでした。
【獣医師解説】ドアの前でくつろいで家族が入るのを邪魔する犬の心理は?
――ドルくんは家族がリビングから退出すると、毎回ドアの前を封鎖して開けられないようにするのだそうです。ドルくんの一連の行動から、どのような心理が読み取れますか?
山口先生:
「ドアを通過する際にかまってほしい、ドアを通過する際におやつをあげている場合はおやつがほしい、出て行った家族のことを気にしている、などの気持ちがあるのだと思います」
――飼い主さんは、ドルくんが毎回この行動をするのは「家族のことが大好きすぎて、かまってほしかったのではないか」と推察されていますが、犬が飼い主さんの行動や入室を邪魔するのは、「かまってほしい」という理由からが多いのでしょうか?
山口先生:
「戻ってきた際にかまってほしいという理由のほかに、戻ってきたときにおやつをもらえた経験があれば、おやつが欲しいという気持ちから行っている場合もあるでしょう」
山口先生:
「この行動が困りごとになっていないのであれば、とくに対応は変えなくていいと思います。困りごとになっているのであれば、ドアを開ける前に家族に呼び戻しをしてもらう、ドアに近づけない工夫をする、ドアから出ていく前にしっかり遊ぶなどの対応をすると効果的です」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/宮下早希
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE