犬が好き
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「お散歩行きたいのアピール?」目力で"散歩待ちの圧”をかける犬 行動の心理を獣医師に聞いてみた
飼い主さん:
「この日、昼過ぎまで麦はお留守番でした。麦のパパママは孫の子守で疲労困憊で帰宅……。まったりくつろいでいるパパをジッと見つめて、一緒に遊びたそうにしていました」
「パパ、遊ばないの?」「散歩はまだ?」「パパ、麦はココですよ!」と訴えるかのように高いところから圧をかけていたのだとか。麦ちゃんは日頃から目で訴えるタイプなのだそうです。
飼い主さん:
「麦からの強い圧を感じておりましたが、初老夫婦には体力の回復に時間が少々必要でもありました(笑)ちなみに、麦は『クゥ〜ン』と哀しげに声を出すこともあり、日頃からパパはその声に根負けしてしまいます」
この投稿での麦ちゃんの様子を見た人からは、「麦ちゃんの圧がかわいい」とたくさん言ってもらえたのだそうです。
普段の麦ちゃんとパパの様子は?
「子どもも家庭をもち、夫婦2人の穏やかな時間を楽しんでいた私たちのもとに、麦は来てくれました。リモートワークのパパと毎日一緒なので、生粋のパパっ子です」
ときには仕事中のパパの膝や肩に乗って、居眠りをしてしまうこともあるという麦ちゃん。パパの肩と椅子の背もたれの間は、いまや麦ちゃんの定位置となっているそうです。
【獣医師解説】目力で「散歩待ちの圧」をかける犬の心理
――お留守番をしていた麦ちゃんは、帰宅した飼い主さんに「散歩まだ?」と圧をかけるように、高いところからジッと見つめていたそうです。この行動から、麦ちゃんのどのような心理が読み取れますか?
山口先生:
「早くお散歩に連れて行ってほしかったのではないでしょうか」
――お散歩に行きたい気持ちを伝えていたのですね。愛犬に、何か要求するかのようにジッと見つめられた場合、飼い主さんはどのような対応をすべきでしょうか?
山口先生:
「愛犬の要求を叶えてあげられるのであれば、応えてあげるといいと思います。
ただし、そうしてしまうと、その後もジッと見つめれば要求がかなえられると学習して、繰り返しその行動をとるでしょうから、叶えるのが難しい要求の場合には、無視の対応がいいかもしれませんね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/宮下早希
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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