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柴犬マロたん、じぃじと暮らした6年と、それからの8年

もうすぐじぃじ(筆者の父)が亡くなって4年。マロたんがじぃじと暮らしたのは6歳9ヶ月まで。もうじぃじと暮らした時間より、じぃじがいなくなってからの時間の方が長くなったと気がつきました。時間ってあっという間に過ぎますね。

車椅子になったじぃじが撮った毛深い孫

以前は、「じぃじ」と言う言葉に反応し、その姿をキョロキョロ探していましたが、今ではしなくなりました。じぃじが乗っていたのと同じ車が家を通っても「じぃじ帰ってきた?」とウロウロすることも無くなりました。

車椅子に警戒心はなかったね

マロたんの中でじぃじはもう帰って来ないということが当たり前になったようです。うれしいような、寂しいような。でも、その方がマロたんが穏やかに過ごせるような気もします。

じぃじの頭ぽんぽん

じぃじが入院中、よく一緒にお見舞いに行きました。マロたんの顔を見ると父の顔がほころんでたっけ。全然可愛くないと言いながら、たくさんマロたんの写真を撮っていた父。

作業療法は愛用カメラで愛犬撮影

当時7歳だったマロたんは、「じぃじの病院行こう」と声をかけると、キャンキャン鳴いて車まで走って行ったのに、いざ病院に着いて、じぃじに会うと「別に会いたくなかったし」というそっけない態度。あなたたちそっくりねと思ったものでした。

もっと会わせてあげたかった

それからコロナ禍に突入し、家族でさえ面会が制限され、マロたんとじぃじが再会できたのはじぃじが亡くなった後でした。もっとじぃじとマロたんの時間を作ってあげたかったです。この気持ちや後悔はずっと無くならないんだろうな。

じぃじ見ててね

それから4年。マロたんが体調を崩すたびに父の遺影に「仏パワーでなんとかしてよ!」とお願いと言うか文句を言っています。14歳になって薬を飲みつつもぽっちゃりを維持し、のんびりと過ごしていられるのは父が見守ってくれてるからかも。

病院通いが増えた孫を見守ってね

これからもずっと見守っててね、じぃじ。じゃないともっと仏壇チンチンかき鳴らすからね!マロたんの耳がピーンってなるんだからね!と、やっぱり圧をかける飼い主なのでした。
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