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お迎え時、細身だった秋田犬の元保護犬→今では大きく成長!健康状態も回復し「自分」をみせてくれるまでに

短い散歩になってしまったことが不本意だったようで、不満そうな表情を浮かべている蓮くんの様子が可愛らしくて思わず撮影したのだといいます。
表情豊かな蓮くんですが、2才の頃に保護犬として飼い主さん家族に迎えられました。
もともと飼い主さんは実家で保護犬と暮らしていたことから、「お迎えするなら保護犬を」と考えていたそうです。そんな飼い主さんが、いろいろな保護団体のサイトを見ていくなかで、蓮くんと出会います。
飼い主さん:
「決定打は紹介ページに載っていた蓮の可愛らしい笑顔でした。
『きっと一番可愛い写真を載せているんだろうな、今はどんな顔で過ごしてるのかな? うちのコになったらこの笑顔を見せてくれるのかな?』 と思いを巡らせ、家族と相談してお迎えすることにしました」
蓮くんをお迎えしてからの日々

飼い主さん:
「お迎え時には適性体重に満たない26㎏という細すぎる体、被毛の状態も良くなく体臭もひどく、これらを適正に持っていくことがとにかく大変でした。食事を取らないと体重も増えないし、被毛の状態なども改善されないのに、蓮は食事を拒否していました」
それでもなんとか1カ月以上かけて食事を完食してくれるようになったといいます。
飼い主さん:
「現在の体重は34㎏まで増えました」
時間をかけて健康状態が回復していく過程で、変化があったのは体だけではありませんでした。蓮くんの様子にも変化が見られ、飼い主さん家族にも心を開いていったのだそうです。
飼い主さん:
「少しずつ甘えてきたりわがままを言ったりと『自分』を見せてくれるようになった事が一番の喜びです」
蓮くんはどんなコ?

蓮くんは家具を壊したりといったイタズラはしたことがなく、人に対しても過度に嫌がったり喜んだりといったこともないのだそうです。しかし、大きな音は苦手で、花火や雷といった大きな音がすると飼い主さんの夫の所に逃げ込むのだといいます。
また、蓮くんの性格がよくわかるこんなエピソードを聞かせてくれました。
飼い主さん:
「ドッグランでも自分と同等か小さいコには自分からあいさつに行き一緒に遊ぶのに、大きいコや吠えるコが相手だと、私やパパの後ろにしれっと逃げ込んでいたりします」

飼い主さん:
「蓮の散歩中の『拒否秋田』は地面にべったりと張りつきます。それを見ていると『あ~和犬だねぇ、秋田犬だねぇ』と笑ってしまいます」
「日常に小さな刺激と苦労と大きな喜びをくれる存在」

飼い主さん:
「私にとっての蓮は『なんでもない日常に小さな刺激と苦労と大きな喜びをくれる存在』です。日々の散歩は疲れるし、突然ご飯拒否勢になるし、ずいぶん寝るなぁと思っていたら元気に笑顔を振りまいてくるし。
これからも特別な事なんか何もなくていいので穏やかに楽しく、『パパと母ちゃんのコになれて僕は幸せだよ』と思ってもらえるような日常を過ごしていけたらなと思います」
写真提供・取材協力/@yuuki06025519さん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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